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ローソン/傘のシェアリングサービスの実証実験に参加

2019年02月20日 11:58 / IT・システム

ローソンは2月7日、都内4店舗でネイチャー・イノベーション・グループが展開する傘のシェアサービス「アイカサ」の実証実験に参加した。

<アイカサ>
アイカサ

アイカサは、盗難防止機能付きの特殊傘にIoTを組み合わせ、街中に複数箇所配置された傘をどこでもレンタルできて、好きな場所で返せる仕組みを実現した「雨の日は傘を持ち歩かないといけない」という常識を根本から覆すシェアリングサービスという。

24時間以内なら、違う傘であっても何度も1日あたり70円の同一料金内でのレンタル利用が可能。

1カ月の間なら6日以上使っても合計、月額420円を上限に課金がストップする、従量課金上限制を採用。累計利用日数7日目以降は追加料金不要で使い放題となる。

<料金体系>
料金体系

アイカサスポットをLINE@アカウントから検索し、LINEで友達追加後、エリア情報からユーザーに合わせたアイカサスポットを探し、アイカサスポットに設置されている傘のQRコードをスキャンして利用する。

傘一本づつに付与されている個別のQRコードを読み込むと、アカウント内で解錠の為のパスワードが表示され、その数字を傘のダイヤルロックに合わせて解錠すると利用が開始する。

利用開始から24時間以内であれば、違う傘であっても何度でもレンタルが可能で、返却用QRコードをスキャンして利用が終了する。

アイカサスポットに傘を返却するとともに、傘立てにある返却用QRコードをスキャンして返却処理が完了する。

2018年3月に渋谷エリアでビニール傘150本を使い、同様のシェアリングについてβサービスの実証実験を行っている。

<利用方法>

現在、さまざまなシェアリングサービスが世の中に普及している中で、ローソンではレンタル自転車やモバイルバッテリーのシェアサービスを展開している。

「買う時代」から「借りる時代」へ、シェアサービスの普及によってお客の購買行動も変化する中で、ローソンでも、今後、傘のシェアリングサービスの導入・拡大を検討するため、都内数店舗で実証実験をするという。

実証実験では、利用実績(貸出、返却)、販売傘の売上影響、利用ユーザの声、利用客の買い物行動などを検証する。

利用実績を確認しながら、実験店舗の拡大を検討。2020年2月末まで検証を行い、検証結果を踏まえ店舗への本格展開を検討するという。

■アイカサ
https://i-kasa.com/

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