クックパッド、シュフー/「日常買い物行動圏」予測、広告クリック率10%増
2019年03月04日 15:20 / IT・システム
クックパッドと凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」はこのほど、Shufoo!DMPを活用した新しい広告商品「Shufoo!ターゲティングバナー」を提供開始した。
Shufoo!DMPは、「Shufoo!(シュフー)」が保持するデータを分析し、ターゲットをセグメントするシステム。
「Shufoo!ターゲティングバナー」を活用することで、メーカーは購買者の日常買い物行動圏に合わせた広告配信を行うことが可能となる。
Shufoo!に訪れる年間3,000万人のユーザーが「どのエリアの、どの店舗のチラシを閲覧したか」のデータを蓄積・分析し、買い物をする可能性が高い「日常買い物行動圏」を予測する。
クックパッドでは、この予測データを活用して、買い物をするエリア内の店舗で購入できる商品を使ったレシピなどのバナー広告をクックパッド上で配信する。
テクノロジーの進化により、デジタルマーケティング手法が多様化する中、広告主側からは「実店舗での購買」に直結するソリューションを求める声が高まっている。
クックパッドと凸版印刷は、より購買に直結させるべく、両社の資産を活用し新サービスを開発した。
新サービスのリリースに際し、マルコメ協力のもと2018年8月20日~9月17日、実証実験を実施した。
「日常買い物行動圏」を持つShufoo!ユーザーに対し、マルコメの商品を販売するチェーン店がクックパッド上でレシピを使った広告を配信した。
この結果、広告クリック率は約10%上昇し、来店者数は広告配信前に比べて約17%上昇したという。
販売価格は、100万円からで、配信する流通・チェーン毎に価格が異なる。
■問い合わせ先
クックパッド
https://info.cookpad.com/contact/ads
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。