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セブン銀行/SNSポップルの「いいね!」ATMで現金化、来店動機創出

セブン銀行の子会社セブン・ペイメントサービスは5月29日、SNS「Poplle(ポップル)」で獲得した「いいね」を、セブン銀行ATMとセブン-イレブンのレジで出金できるサービスを開始したと発表した。

<サービスの利用イメージ>
サービスの利用イメージ

ポップルは、「いいね!」をお金(現金)に変えることができるSNSサービス。自分が「いいね!」をしても、他の人に「いいね!」をもらっても、必ず1円をもらうことができる。

商品やサービスのPRをする必要は一切なしで、ふだんInstagramやTwitterに使っている時間をポップルに使うだけでお金がたまる。

合計で500いいね!(500円)たまると、振込申請をして、銀行振込で約1カ月で現金化できていた。

ポップルを運営するリクポとセブン銀行が提携することで、銀行口座がなくても最短5日から1週間程度で、ポップルで貯めた「いいね!」を現金化することが可能になった。

<サービスの利用方法>
サービスの利用方法

セブン銀行では2018年5月から、ATMを活用した新サービスとして「ATM受取(現金受取サービス)」を開始。フリマ・リユースの売却金の受取、給与前払・クラウドワーク報酬、交通費精算・懸賞金受取、保険金受取、返金などに、銀行口座がなくても対応できるサービスを提供していた。

<和田社長(左)と木崎社長(右)>
和田社長(左)と木崎社長(右)""

セブン・ペイメントサービスの和田哲士社長は、「キャッシュレス化が進む中で、現金を扱うATMの利用機会は減る傾向にある。ただ、現金に対するニーズは必ずあり、ATMの新たな利用機会として、ATM受取を開始した。ATM受取を利用する企業は1年間で158社に拡大したが、まだ、お客様の認知度に課題がある。ポップルと提携することで、ATM受取サービスの認知度を拡大したい」と語る。

ATM受取は、紙幣の受け取りに対応し、硬貨はセブン-イレブンのレジで受け取る仕組みとなっている。硬貨の受取方法は、電子マネー「nanaco」へのチャージや、「セブンイレブン記念財団」への募金を選択することもできる。

和田社長は、「セブン-イレブンのレジも活用することになるが、ポップルの利用客が、いいね!を現金化するために、店舗へ来店するきっかけになるサービスということで、今回のサービスの了解を得ている。ATMを活用した新たな来店機会の創出も期待している」と述べた。

ポップルの木崎智之社長は、「キャッシュレス化やポイント還元といった仕組みが増加しているが、SNSの利用者は結構、現金を利用している。現金は汎用性が高く、使いやすい決済手段となっている。銀行ATMはいろいろあるが、24時間いつでも空いているATMはセブン銀行のATMであり、利用者の利便性を高めるためにセブン銀行と提携した」と語った。

<ポップルの概要>
ポップルの概要

ポップルは2月26日からサービスを開始し、現在、ユーザー数は1万5000人、投稿数は50万回を突破した。

インスタグラマーやユーチューバーのような特殊な能力がなくても、誰でもSNSでおこずかいが稼げるのが特徴で、商品やサービスのPRをする必要は一切ない。

ふだんInstagramやTwitterに使っている時間をポップルに使うだけでお金が貯まる。

1日30回、他人の投稿に「いいね!」をすることができ、自分の投稿に「いいね!」が付くことでも1円を貯めることができる。1回でたまに10円がもらえる機能もある。

リリース2週間で、投稿数10万回、ユーザー数1万人を達成、4月中旬には投稿数30万回を突破した。

4月26日には、セブン&アイ・ホールディングスと連携し、スタンプをつけて投稿するだけで、お金がもらえる「広告スタンプ」機能を付加した。

<広告スタンプの概要>
広告スタンプの概要

「広告スタンプ」は、ユーザーが特定のスタンプをつけて写真を投稿するだけでお金をもらうことができる機能(ビジネスモデル特許出願中)。広告スタンプを利用した投稿は、開始から6時間で1000投稿を突破した。

従来のSNSでは、ユーザーの投稿するコンテンツと広告はあくまで別のものであり、ユーザーに商品の広告をしてもらうためにはインフルエンサーに依頼をする必要があった。

しかし、「広告スタンプ」ではユーザーが自発的にスタンプを利用して自身のコンテンツと広告を一体化して投稿を行うことで、企業から案件を受ける必要なく誰もがその日からインフルエンサーとしてお金をもらうことが可能となった。

企業は特定のインフルエンサーに依存することなく、一般ユーザーに自然発生的に認知が拡大できる。これまでの実績では、クリック率10%と高い広告効果を得られたという。

現在、自分の投稿に「いいね!」が付くユーザーも増加しており、1カ月あたり1万円程度の収入を得ているユーザーもいるという。

ポップルの「いいね!」に対する原資は、広告スタンプ収入や銀行振込手数料で、6月にはユーザー課金の新サービスを発表し、収益源を拡大する計画だ。

木崎社長は、「SNSの世界は、ツイッター、フェースブック、インスタグラムといった巨人がいるため、日本初のSNSサービスは、少ない。これまで、SNSのコンテンツと広告は別のものであったが、ポップルはコンテンツと広告が一体化している。あったらいいなと思える新サービスを提供することで、ポップルの利用者を拡大していきたい」と述べている。

■ポップル
https://poplle.me/

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