電通テック/「BOPIS」導入のシステム・バックヤード業務などトータルで支援
2021年06月09日 12:50 / IT・システム
- 関連キーワード
- BOPIS
電通テックは6月9日、電通リテールマーケティング、ジーエルシーの3社合同で、スーパーマーケット(SM)や総合スーパー(GMS)などの小売・流通業界に向けて、オンライン(EC)で商品を注文して店頭で受け取るサービス「BOPIS」の導入に必要なシステムと、販促・バックヤード業務をトータルサポートするソリューションを提供開始したと発表した。
BOPISとは、Buy Online Pick-up In Storeの略で、オンラインで商品を注文して店頭で受け取るというショッピングスタイル。専用の受け取りカウンター・ロッカーが設置されており、顧客はレジに並ぶ手間がなく、欲しい商品を短時間でピックアップできるもの
新型コロナウイルスの影響によるネットショッピング需要の高まりを受け、店舗を持つリテール企業では、配送網や物流の工数を効率化できるなどのメリットを生かし、BOPISを導入するケースが増加している。しかし、効果を最大化するにはシステムやスマートロッカーの導入・運用に加えて、商品のピッキング・パッキングなどのオペレーション人材、顧客へ周知するためのプロモーションも必要となる。
新ソリューションでは、これら一連のBOPIS導入に伴う支援を総合的に行う。
電通テックは、これまで数多く実施してきたリテール企業へのプロモーション施策の知見を生かし、顧客プロモーションや、顧客アプリのメディア化・収益化の支援を実施。同社子会社の電通リテールマーケティングは、店頭オペレーションのナレッジ提供、人材育成・派遣などのバックヤード業務を支援する。AIなどの先端技術を活用したデジタル化ソリューションを提供するジーエルシーは、BOPIS導入に必要なシステムやハードを提供する。
3社の強みを融合し、SM・GMSなどリテール企業のBOPIS導入によるDXをトータルサポートしていくとともに、同ソリューション導入を通じて得られた各種データを活用して、リテール企業のマーケティングを支援していく。
システム・ハード導入については、BOPISシステム「Bopis Cloud」を提供。BOPIS導入にあたって必要となる、顧客インターフェース・バックヤードのシステムまでトータルでそろう。
システムに連携した、ピックアップロッカーもあわせて提供する。
販促・バックヤードサポートとして、BOPIS導入にあたって作成が必須となるマニュアル作成のサポート、運用ノウハウを支援する。
BOPIS人材派遣サポートしては、ピッキング・パッキングなどのBOPIS特有の作業を実施可能なスタッフを派遣して業務をサポート。リテール企業のスタッフへの研修実施など、BOPIS人材の養成も行う。
さらに、BOPISサービスの開始にあたり、会員獲得のために必要な各種プロモーションサービスを提供する。
BOPISサービスを導入するだけで収益化を目指すことには困難を伴うため、BOPISサービス導入後に顧客インターフェースをメディア化していくことを目指し、新たな収益源の確保も目指す。
■BOPIS導入サポートソリューション
https://www.dentsutec.co.jp/integrated-promotion/bopis/
■問い合わせ先>
MAIL:koyama-t@dentsutec.co.jp
電通テック
販促DX室 プラットフォーム企画推進部
小山
販促DX室 リテールDX企画推進部
柳川、有村
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。