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ファミリーマート/ドンキ流演出とPB「情熱価格」導入の共同実験店

商品では、ドン・キホーテが展開するプライベートブランド商品の「情熱価格」を菓子、加工食品、日用品、酒、日配品で約300アイテム導入した。

ファミリマートのプライベートブランド「ファミリーマートコレクション」の取扱いをやめ、「情熱価格」を導入した。

価格訴求力のある商品が、ファミリマートの店舗で売れるのかを検証するもので、お客から「ファミリーマートコレクション」の取扱いの要望が強ければ、PBの展開方法は変更することもあり得るという。

<加工食品コーナー>
加工食品コーナー

立川南通店の改装前の主な商品カテゴリーの取扱いアイテム数は、菓子450、加工食品430、日用品1000、酒290だった。

改装後は、菓子でファミリマート商品210、ドンキ商品1160、合計1370(204%増)、加工食品でファミリマート190、ドンキ商品370、合計560(30%増)、日用品でファミリマート商品280、ドンキ商品1070、合計1350(35%増)、酒でファミリマート商品380、ドンキ商品160、合計540(86%増)を展開する。

<駄菓子コーナー>
駄菓子コーナー

菓子では、駄菓子コーナーを新設し約140アイテムを展開、子ども向けの玩具も合わせて販売する。

大袋菓子、プラスチック容器に入ったポット型などの大型珍味、輸入菓子も展開する。

<袋タイプの飴>
袋タイプの飴

約100種類の袋タイプの飴や約250種類のグミを展開し、競合他社にない圧倒的な品ぞろえを打ち出す。

<グミコーナー>
グミコーナー

加工食品では、袋タイプのラーメン、レトルトカレー、缶詰を拡充したほか、ドン・キホーテで売れ筋商品となっている缶タイプのプロテインなど、機能性食品もそろえた。

<缶タイプのプロテイン>
缶タイプのプロテイン

日用品では、ボードゲーム、カードゲームなど、玩具コーナーをレジ脇の壁面に新設し、約50種類の玩具を販売する。

電子タバコ―の取り扱いを強化したほか、ペンなどの筆記用具を拡充し、若年層に対応するほか、ボックスタイプのティッシュや、トイレットペーパー、キッチンタオルなど紙類商品を強化した。

<玩具コーナー>
玩具コーナー

酒類売場は、ドンキ商品を中心とした常温商品コーナーとファミリマートの商品を販売するリーチインクーラーの2極展開とした。

<常温販売の酒はドンキ商品を中心に展開>
常温販売の酒はドンキ商品を中心に展開

ドン・キホーテが得意とするウイスキー、スピリッツ、リキュール、ワインといった洋酒を全面的に打ち出し、他のコンビニにはない品ぞろえを訴求する。

缶ビールや缶チューハイなど、すぐに飲みたい需要に対応するため、リーチインクーラーによる販売も実施する。

<リーチインクーラーでも酒を販売>
リーチインクーラーでも酒を販売

商品価格は、ドンキ商品はドン・キホーテの店頭価格、ファミリマートの商品のファミリーマートの店頭価格に合わせている。

ビールや缶チューハイなどナショナルブランド商品では、ドン・キホーテで販売する価格とファミリマートで販売する価格が異なる場合があるが、その場合は、ファミリマートの店頭価格で販売する。

<ファストフードはファミリーマート商品で構成>
ファストフードはファミリーマート商品で構成

立川南通店は、多摩モノレール立川南駅から続く立川南通りに面して立地している。立川南駅から、立川南通店までの約600mの間には、ファミリマートが4店出店している。

フランチャイズ加盟店舗への影響を考慮し、直営店舗である立川南通店でも、同じ商品であれば、商品価格はファミリーマートの店頭価格を優先している。

<お母さん食堂もしっかりコーナー展開>
お母さん食堂もしっかりコーナー展開

一方で、ファミリマートが進める中食構造改革で戦略商品と位置付ける、カウンターファストフードや惣菜商品のお母さん食堂、お弁当、おにぎり、サンドイッチ、パンなどは、ファミリマートの商品で構成する。

<ファミカフェも通常どおり設置>
ファミカフェも通常どおり設置

ファミリーマートが強みとする商品をしっかりと訴求することで、コンビニの利用客に対して、これまでの店舗と同様に利用できる期待を裏切らない店舗を目指した。

<強化カテゴリーのスイーツもファミリーマート商品>
強化カテゴリーのスイーツもファミリーマート商品

ファミリーマートで共同実験店舗を担当した今木誠ライン運営事業部長は、「ドン・キホーテの商品や売場づくりを導入することで、これまでコンビニに来たことのないお客様やこれまでコンビニを利用していたが、最近、コンビニを利用していないお客様を取り込み、客数を増加させていきたい」と実験店舗への期待を述べている。

なお、同日、目黒区の「ファミリーマート大鳥神社前店」をリニューアルした。大鳥神社前店は、ファミリーマート商品1900、ドンキ商品2700、合計4600アイテム(改装前比28%増)を展開する。

立川南通店よりもさらに高い2100mmのゴンドラを使用して、ドンキ流の売場づくりの実験を行っている。

立川南通り店は路面に面した駐車場付きのオフィス街立地、大鳥神社前店は住宅街とオフィス街が混在した立地で、駐車場はなく店舗の上層階は病院というビルインタイプの店舗となっている。

さまざまな立地条件で、実験店を展開する予定で、6月29日には住宅街立地の世田谷区の「ファミリーマート世田谷鎌田三丁目店」も実験店舗にリニューアルする予定だ。

世田谷鎌田三丁目店は、立川南通店、大鳥神社前店での実績も踏まえて、既存の2店舗とは異なる実験店舗とする計画だという。

実験店概要
■ファミリーマート立川南通り店(運営形態:直営)
開店日:2018年6月1日(金)
所在地:東京都立川市錦町3丁目30-11
売場面積:約155m2
駐車場台数:8台
免許品:酒、たばこ
取扱い商品数:約5000種類(うち、ドン・キホーテ取扱い商品約2800種類)
※通常の取り扱い商品の約1.7倍

■ファミリーマート大鳥神社前店(運営形態:直営)
開店日:2018年6月1日(金)
住所:東京都目黒区目黒3丁目10-13
売場面積:約150m2
駐車場台数:なし
免許品:酒、たばこ
取扱い商品数:約4600種類(うち、ドン・キホーテ取扱い商品約2700種類)
※通常の取り扱い商品の約1.5倍

■ファミリーマート世田谷鎌田三丁目店(運営形態:直営)
開店日:2018年6月29日(金)予定
住所:東京都世田谷区鎌田3-12-16
※詳細は現在準備中

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