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ワークマン/新業態「WORKMAN Plus」開発、100店出店・120億円目標

ワークマンは9月5日、東京都立川市の「ららぽーと立川立飛」に一般顧客向けの高機能ウェアの新業態店「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)ららぽーと立川立飛店」を初出店する。

<ワークマンプラスの店内>
ワークマンプラスの店内

ワークマンプラスは、「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」をコンセプトに、アウトドア・スポーツ・レインウエアを展開する専門店。

既存店の主力商品である、プロ顧客向けのワークウェアや作業用品は扱わず、一般客向けの防寒・防暑・防風・防水性や動作性などに優れた高機能ウェアに特化した。

<店頭ディスプレイ>
店頭ディスプレイ

ららぽーと立川立飛店の売場面積は約200m2、300アイテムを展開、平均客単価は3000円、年間売上目標は1億2000万円とした。数年で高機能ウェア専門店を100店出店し、120億円の売上を目指す。

ワークマンプラスを担当する土屋哲雄常務取締役は、「我々は、アパレルと作業服は全く別の業界だと思っていたが、作業服のスタイリッシュ化が進んで垣根がなくなってきた。我々にとって同じ商品がアパレルで売れるようになった。2年くらい前からSNSなどでワークマンの商品を一般人たちが着こなしており、既存の商品のディスプレイを変えることで、ワークマンプラスを開発した」と語る。

<土屋常務>
土屋常務

ワークマンの既存店は、郊外ロードサイドの路面店が中心で標準的な店舗面積は約330m2となっている。作業服を中心に約2000アイテムを展開、平均客単価は2700円、年商1億円となっている。

現在、既存店では、作業系売場約230m2を壁面にコの字型に展開し、一般顧客向けの売場約100m2を店内中央に展開している。

<壁面のアウターのディスプレイ>
壁面のアウターのディスプレイ

ワークマンプラスは、既存店にもある一般客売場を約2倍の面積に拡大し、同じ商品を販売している。

土屋常務は、「SNSの反応を受けて、ニ、三年かけてスポーツウエアを意識した店舗を作ろうと考えていたが、既存商品を集積し、マネキンを使ったディスプレイやフェイスアップのディスプレイを多用し、商品ディスプレイを変更するだけで、アウトドアウエアの専門店を作ることができた。実際に、ここまでできるとは思っていなかった」と語る。

<カーゴパンツのディスプレイ>
カーゴパンツのディスプレイ

商品ディスプレイでは、ユニクロ、ジーユーなどアパレル企業をベンチマークし、シューズから帽子まで全身をコーディネートできるディスプレイも採用した。

<メンズの商品ディスプレイ>
メンズの商品ディスプレイ

商品開発では、コロンビア、パタゴニア、ノースフェイスといった高機能・高価格のアウトドアブランドをベンチマークしているという。

<アパレル向けの什器を多用>
アパレル向けの什器を多用

ワークマンプラスは、専用商品を作るのではなく、既存店(825店)で販売する同じ製品を販売するのが特徴となっている。

そのため、商品の開発ロットは10万着をひとつの目安としており、同機能のアウトドアウエアの半額以下、スポーツウエアは3分の1以下の価格設定とした。

商品荒利率は35%を超えてはならないというベイシアグループの方針もあり、低価格を実現しているという。

<4D防風ウォームパンツ ストレッチのディスプレイ>
4D防風ウォームパンツ ストレッチのディスプレイ

商品価格は、税込1900円、2900円が中心で、最高価格帯の商品は、プライベートブランド「イージス」の透湿防水防寒スーツ6800円となっている。

3000円を切る商品が豊富にあるため、5000円で全身をコーディネートすることもできるという。

チラシは月1回、値下げではなく、商品のコーディネートを提案するチラシを配布する。値下げロスを防ぐことで、EDLPで商品を販売する原資を確保している。

<イージスの透湿防水防寒スーツ>
イージスの透湿防水防寒スーツ

ワークマンプラスららぽーと立川立飛店は、店舗前にシューズ専門店のABCマートが出店している。そこで、ワークマンプラスでも、壁面を活用して靴専門店のようなディスプレイを採用した。

<壁面を活用したシューズのディスプレイ>
壁面を活用したシューズのディスプレイ

ジョギングシューズ、アウトドアブーツ、キャンバスシューズ、アスレシューズ、防寒ブーツなどをそろえた。

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