サミット/都心攻略のモデル店990m2「三田店」を出店
2018年11月22日 18:23 / 店舗レポート
生鮮食品では、店内で加工した惣菜も販売する。エスカレーターを上がった2階入口正面には、カットサラダ&カットフルーツコーナーを配置した。
カットサラダはオープンキッチン内で製造し、切りたての商品の店頭に並べる。特に、16時以降は、できたての商品を販売し鮮度の良さを訴求する。
高い天井を生かし、青果売場の上部には屋根を設けることでマルシェ感を演出した。
サミットでは素材としての生鮮食品を販売するために商品の食べ方提案を強化しており、主要商品には、食べ方を提案するPOPを設置した。
大根は部位ごとに味わいが異なるため、辛みのある下部は汁物、やわらかい中央はおでん、甘味のある上部はサラダといったメニュー提案をする。
鮮魚売場では、「おさかなキッチンコーナー」を導入するほか、下氷裸販売を実施することで鮮度感や品ぞうろえの豊富さ、ライブ感を演出する。
店内手作りの「煮魚・焼魚」コーナーでは、圧力釜で調理した「骨までやわらか煮付」の品ぞろえや、夕方に「焼魚の焼き立てバラ販売」を実施する。
鮮魚厨房の隣に、お魚屋さんの煮魚・焼魚を製造する作業場を配置することで、原材料の搬入・製造・店頭での販売までの距離を短縮し、作業効率も高めた。
鮮魚部門でも食べ方提案をしており、塩鮭では味わい別の代表メニューを写真付きPOPで紹介する。
塩分約2~3%の甘口はムニエル・バター焼き、塩分約4~5%の中辛はおにぎり・お弁当、塩分約6~7%の辛口は温かいご飯に、塩分約11%以上の極辛はお茶漬けといったメニューを紹介する。
竹野社長は、「これまでのメニュー提案は押し付けの面もあった。今はSNS社会で共感されることが大切だ。共感されるようなメニュー提案をするために、商品の本質を理解するようにしている」という。
メニュー提案では、実際に産地食べられているメニューやサミットで働くパート従業員が実際に試してみて、美味しかったメニューなどを取り入れている。
精肉売場では、本天沼店に続きひき肉の原料を生肉だけに変更し、更に食味を向上させた。鶏肉も国内産の所品はすべて冷凍しない生原料を使用して、鮮度感を打ち出した。
国産牛では焼肉提案を打ち出し、牛ザブトン、イチボ、三角ばらといった希少部位も販売する。
1階の惣菜売場内にある「グリルキッチンコーナー」では、店内で販売している「生肉」を原料として調理した商品を販売する。単身世帯が多い地域であることから、少量商品の品ぞろえを充実させる。
<1階のグリルキッチンコーナー>
次>> 総アイテム数約8000、定番の品ぞろえを港区で提案
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