ドラッグストア/3月既存店売上マツキヨ、ココカラ除く11社増
2020年04月30日 18:40 / 月次
ドラッグストア14社が発表した3月の営業概況によると、売上高5000億円強の上位5チェーンの既存店売上高は、ツルハHD14.5%増、ウエルシア6.1%増、マツモトキヨシ10.6%減、サンドラッグ0.4%増、コスモス薬品6.8%増となった。
■ツルハホールディングス(2019年5月期:売上高7824億円)
既存店売上高14.5%増、客数23.6%増、客単価7.4%減
全店売上高22.8%増、客数33.7%増、客単価8.2%減
開店7、閉店2、総店舗数は2126店
■ウエルシアホールディングス(2020年2月期:売上高8682億円)
既存店売上高6.1%増、客数11.9%増、客単価5.8%減
うち物販売上4.4%増、調剤13.7%増
全店売上高10.9%増、客数18.3%増、客単価7.4%減
ウエルシア薬局6.3%増、シミズ薬品7.9%増、丸大サクラヰ薬局11.0%増、MASAYA24.3%減、グループ計6.1%増
処方せん受付枚数138万1897枚
■マツモトキヨシホールディングス(2019年3月期:売上高5759億円)
HD小売既存店売上10.6%減、小売全店売上8.5%減、FC売上0.8%減、HD売上合計8.3%減
HD薬粧客数(既存店)は4.3%増
マツモトキヨシ既存店小売売上高14.7%減
3月は、昨年と比較し、日照時間も長く高温で推移したが、雨の日も多く降水量が増加したため、シーズン商品は低調な推移となった。
新型コロナウィルスに関する報道等により、マスクや除菌関連商品、トイレロール、ティッシュペーパー、食品などが郊外型店を中心に特需として発生したが、マスクの着用や外出を控える動きなどにより、化粧品関連商品は低調だった。
インバウンド売上は、新型コロナウィルスに関する出入国制限の影響により、
免税全店売上は昨年比60%超の減少となっている。
■サンドラッグ(2019年3月期:売上高5880億円)
グループ合計既存店売上高0.4%増、全店2.9%増
ドラッグストア事業既存店売上高2.8%減、全店2.0%減
ディスカウントストア事業既存店売上高5.8%増、全店11.1%増
ドラッグストア事業で5店出店・1店改装、ディスカウントストア事業で7店を出店した。
■コスモス薬品(2019年5月期:売上高6111億円)
既存店売上高6.8%増、全店売上高13.6%増
出店7、閉店0、総店舗数1048店
■スギホールディングス(2020年2月期:売上高5419億円)
スギ薬局の既存店売上高6.9%増、客数22.0%増、客単価12.3%減
スギ薬局の全店売上高14.0%増、客数32.0%増、客単価13.6%減
スギ薬局事業の既存店売上高6.8%増、客数23.1%増、客単価13.2%減
スギ薬局事業の全店売上高15.3%増、客数35.6%増、客単価14.9%減
3月度の既存店ベースの売上伸率は、スギ薬局事業が6.8%増、ジャパン事業が7.9%増となり、スギ薬局全体の既存店売上9.9%増となった。
出店17、閉店1店、3月末グループ総拠点数1303拠点
■ココカラファイン(2019年3月期:売上高4005億円)
既存店売上高6.9%減、うちドラッグストア売上高9.2%減、客数4.2%増、客単価12.9%減
調剤薬局売上高3.9%増
全店売上高6.0%減、内ドラッグストア売上高9.1%減、客数4.6%増、客単価13.1%減
調剤薬局売上高8.7%増
出店1、閉店10、3月末で合計1345店、うち調剤扱い314店
■カワチ薬品(2019年3月期:売上高2649億円)
連結既存店売上高13.4%増、全店売上高13.7%増
個別既存店売上高14.1%増、全店売上高14.8%増
3月末現在店舗数は、カワチ薬品301店、横浜ファーマシー38店、グループ計339店(うち、調剤薬局併設店116店)
■クリエイトSDホールディングス(2019年5月期:売上高2862億円)
既存店売上高6.1%増、全店売上高11.9%増
出店3店
■クスリのアオキホールディングス(2019年5月期:売上高2508億円)
既存店売上高17.2%増、客数21.3%増、客単価3.4%減
全店売上高30.0%増、客数36.7%増、客単価4.9%減
出店6店、総店舗数は607店(4月20日現在)
■キリン堂ホールディングス(2020年2月期:売上高1332億円)
既存店売上高3.8%増、客数11.5%増、客単価6.9%減
全店売上高3.8%増、客数11.0%増、客単価6.6%減
出店0、閉店2、3月末グループ店舗数369店
■中部薬品(2019年3月期:1277億円)
既存店売上高2.5%増、客数9.0%増、客単価6.0%減
全店売上高8.0%増
出店4、閉店0、3月末店舗数は416店
■ゲンキー(2019年6月期:売上高1038億円)
既存店売上高22.0%増、全社売上高33.7%増
4月28日現在286店
■薬王堂(2020年2月期:売上高1020億円)
既存店売上高7.3%増、客数15.7%増、客単価7.2%減
全店売上高14.7%増、客数24.3%増、客単価7.7%減
出店2、閉店0、3月末店舗数は299店(うち調剤併設店3店・調剤専門薬局2店)
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