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イオン/外出関連回復し10月既存店イオンリテール0.3%増、イオン北海道2.5%増

2021年11月10日 15:40 / 月次

イオンが11月10日に発表した10月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール0.3%増、イオン北海道2.5%増、イオン九州0.9%減となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.5%増、マックスバリュ西日本1.7%減だった。ミニストップは0.7%増、ドラッグストアのウエルシアホールディングスは2.7%増だった。

<主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧>
主な連結各社の月次売上高前期比伸び率一覧

10月は緊急事態宣言等の活動規制が9月末で全面解除されたことや気温の低下に対応し、需要回復が見込まれる旅行・外出関連商品、季節性商品の販売を強化した。

また一流の料理人が監修した「トップバリュ プロのひと品」シリーズを約3000店舗で拡大展開し、内食需要に対応した。加えて、生活必需品の値上げ基調の中、生活応援として「年内価格凍結宣言」を行ったトップバリュ食品を拡販した。これらの取り組みの結果、前月度対比で売上が伸長した。

イオンリテールでは、トップバリュの拡販に取り組み、価格凍結した主要単品の売上高は前期比で約3割伸長し、既存店の食品売上高は前年、前々年実績をともに上回った。また、コロナ下で大きな影響を受けていたサイクル、ビューティ部門の既存店売上が前年実績を上回り、トラベル部門も9月度対比で約15ポイント改善するなど、外出関連の売上がトレンド改善した。ネットスーパーでは、午前便の拡充や配送枠数の拡大を進める一方で、独自商品の予約販売の強化に継続的に取り組み、前年比約2割、前々年比約6割の売上伸長となっている。

スーパーマーケット事業では、トップバリュの拡販に加え、アプリクーポンを活用した販促、地場商品の展開強化に取り組み、既存店売上高は継続して前々年実績を上回った。

ウエルシアホールディングスでは、医療、予防・未病、地域密着、専門性を軸とする施策やサービス拡充を図った、クリニックモール併設の「ウエルシア イオンタウン幕張西店」を10月21日にオープンした。受診平常化、調剤併設店舗の拡大による処方箋受付枚数の増加により、調剤売上が前年対比で6.3%増と伸長した。

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