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ファミリーレストラン/8月既存店売上5社そろって大幅増

2022年09月20日 13:50 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した8月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく26.0%増、サイゼリヤ38.4%増、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)21.9%増、ジョイフル30.8%増、ロイヤルホスト31.9%増となった。

客数は、すかいらーく18.8%増、サイゼリヤ25.5%増、セブン&アイ・フードシステムズ20.2%増、ジョイフル28.9%増、ロイヤルホスト29.4%増だった。

客単価は、すかいらーく6.1%増、サイゼリヤ10.3%増、セブン&アイ・フードシステムズ1.5%増、ジョイフル1.4%増、ロイヤルホスト1.9%増となっている。

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
すかいらーく 26.0%増 24.8%増
サイゼリヤ 38.4%増 38.0%増
デニーズ 21.9%増 18.3%増
ジョイフル 30.8%増 29.1%増
ロイヤルホスト 31.9%増

■すかいらーくホールディングス(2021年12月期:売上高2645億円)
既存店売上高は26.0%増、客数18.8%増、客単価6.1%増。全店売上高24.8%増。

2019年比既存店売上高22.4%減。

コロナ第7波の影響継続で売上は総じて低調だった。従業員のコロナ感染者、濃厚接触者急増により、8月中旬に最大約150店舗で営業時間を短縮した。値上げ効果で客単価が上昇。目立った客数減、注文皿数減などは見られないという。

遅めのディナー時間帯(20時以降)は客数減が継続。外出を控える生活様式が定着し、地方ではインフレ影響や感染者数の増加もあり地方は再び厳しい状況になっている。

バーミヤンの日(8月3日)記念で餃子83円クーポンを配信(8月1日~7日)。期間中客数効果は+3~5%だった。ガストは先月28日にメニュー改定、ランチのお得商品を拡充した。地域別価格を導入(2エリア)するとともに、値上げを実施している。

ジョナサンは先月28日にメニューを改定、値上げにより客単価・粗利改善が見られたという。

しゃぶ葉、ステーキガストはお盆・夏休み需要に向け、和牛メニューを提供。客単価アップに貢献した。

新店1店(chawanららぽーと横浜店)、リモデル4店、リフレッシュ10店。リモデル4店の単月効果は12.5%と好調なスタートを切った。グループ計3080店舗。

■サイゼリヤ(2021年8月期:売上高1265億円)
既存店売上高38.4%増、客数25.5%増、客単価10.3%増。店舗数1035店。

全店売上高38.0%増、客数25.3%増、客単価10.1%増。店舗数1075店。

休業1店、閉店6店だった。

「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。

8月の既存店売上高は、土日祝日による日数が、前年同月よりも1日少なかったことが、2%ポイント程度マイナスに影響したとしている。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2022年2月期:売上高447億円)
デニーズ
既存店売上高21.9%増、客数20.2%増、客単価1.5%増。

全店売上高18.3%増。

■ジョイフル(2022年6月期:売上高466億円)
既存店売上高30.8%増、客数28.9%増、客単価1.4%増。

全店売上高29.1%増、客数27.2%増、客単価1.5%増。

出退店0、店舗数合計566店(8月1日より愛媛東温店、宇和島祝森店、日田店、熊本帯山店、人吉店はFC加盟店舗へと移行)。

■ロイヤルホールディングス(2021年12月期:外食事業450億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高31.9%増、客数29.4%増、客単価1.9%増。

■前月の営業概況
ファミリーレストラン/7月既存店売上すかいらーく18%増、サイゼリヤ24%増

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