流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオン/9月は暑さ対策商品好調などでイオンリテール既存店2.2%増

2023年10月10日 14:40 / 月次

イオンが発表した9月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.2%増、イオン北海道5.1%増、イオン九州3.9%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海3.2%増、フジ・リテイリング1.2%増、マックスバリュ西日本1.1%増だった。ミニストップは0.4%増、ジーフット5.2%増、キャンドゥ4.5%増となっている。

<主な連結各社の9月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 5.4%増 2.2%増
イオン北海道 6.6%増 5.1%増
イオン九州 4.2%増 3.9%増
SM マックスバリュ東海 4.7%増 3.2%増
フジ・リテイリング 3.1%増 1.2%増
マックスバリュ西日本 1.0%増 1.1%増
CVS
専門店
ミニストップ 2.2%減 0.4%増
ジーフット 2.8%減 5.2%増
キャンドゥ 5.6%増 4.5%増

9月は、全国的に厳しい残暑となる中、ご当地フェアの開催や敬老の日に家族みんなで食べられるお寿司などのご馳走メニューを強化したほか、旅行や行楽需要に対してトラベル用品や、インバウンド需要へ対応する商品の品揃えを拡充した。

トップバリュでは、物価高で長く生活コストの上昇が続く中、小麦や食用油など一部の原材料価格が安定し始めたことや、配送形態の見直しやスケールメリットの活用などをさらに推し進めることで、要望が多かった商品を厳選し、31品目を値下げした。また、世界中の人気屋台ごはんをアレンジした「おうちで楽しむCafeごはん」シリーズや、「Magic Nuts」シリーズなどの新商品を発売した。

総合小売事業のイオンリテールでは、今回値下げしたトップバリュ31品目の展開を強化したほか、トラベル用品、暑さ対策のボディケア用品などの販売が好調に推移し、既存店売上高は15カ月連続で前年実績を上回った。

食品の部門では、冷凍野菜やトップバリュを拡充したデイリー、旬の打ち出しとしてさんまを展開した水産、寿司、焼き鳥などを拡充したデリカや、グロッサリーの売上が好調に推移し、食品の既存店売上高は13カ月連続で前年を上回った。

また、外出機会の増加やインバウンド需要を捉えた化粧品やファーマシー、ペット用品などの売上が好調だったヘルス&ビューティケアの既存店売上高は、19カ月連続で前年を超えた。

スーパーマーケット事業では、トップバリュの拡販や各地域のじもの商材の拡充により、秋の地域行事や行楽需要を取り込み、主要企業10社計の既存店売上高は、7カ月連続で前年を上回った。また、フジ・リテイリングでは、9月1日からトップバリュの販売を直営全店で順次、開始した。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアでは、訪日外国人旅行者のお客さま向けサービス強化のため、現在約400店舗で実施中の免税販売を、2024年2月末を目途に1000店舗まで拡大すると発表した。

■イオンの関連記事
イオン/埼玉県初の新都市型SC「そよら武蔵狭山」来店目標年間220万人

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧