カジュアル衣料/5月既存店ユニクロ8.4%増など天候良く夏物好調

2024年06月26日 15:39 / 月次

カジュアル衣料4社の5月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ8.4%増、しまむら5.7%増、西松屋2.3%増、ハニーズ3.9%減となった。5月は天候がよく、夏物が好調だったが、ハニーズは前年割れとなった。

<5月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 8.4%増 9.3%増
しまむら 5.7%増 5.5%増
西松屋 2.3%増 5.6%増
ハニーズ 3.9%減 2.3%減

■国内ユニクロ事業(2023年8月期:売上高8904億円)
既存店(716店)+Eコマースの売上高は8.4%増、客数0.2%増、客単価8.2%増
直営店(788店)+Eコマースの売上高は9.3%増、客数0.8%増、客単価8.4%増
出退店は、出店0店、退店2店だった。

5月は、中国大陸の武漢に中国大陸華中地方初の旗艦店を出店、イタリアのミラノに2号店となる店舗を出店した。また、4月にはイタリアのローマに1号店となる旗艦店を出店、さらに、英国のエディンバラ、フランスのニースにも初進出と、グローバルに店舗網が拡大した。

しまむら事業(2023年2月期:売上高6161億円)
既存店売上は5.7%増
全店売上5.5%増、客数3.5%増、客単価1.9%増
出店0、退店1で、月末店舗数1414店

5月度は、大型連休が天気に恵まれたことと、母の日の打ち出しにより、アウター衣料、実用品ともに売上を伸ばした。婦人アウター衣料では、Joint Development Brandの「SEASON REASON」や「FIBER DRY」の素肌涼やかパンツが売上を牽引した。実用品では、服飾雑貨のアームカバーやサンダル、寝具・インテリアの「超COOL」のラグや敷パッド等、実需商品が好調だった。

■西松屋チェーン(2023年2月期:売上高1695億円)
既存店売上高2.3%増、客数0.0%、客単価2.3%増
全店売上5.6%増、客数3.5%増、客単価2.0%増
出店8店、退店0店で、月末店舗数は1120店舗

5月は、期間の前半に気温の高い日が多く、夏物衣料の売上高が伸長した。加えて、育児・服飾雑貨の売上高も好調に推移した。

■ハニーズ(2023年5月期:売上高548億円)
既存店売上高3.9%減、客数12.0%減、客単価9.3%増
全店売上高2.3%減、客数10.7%減、客単価9.2%増
出店2、退店2、月末店舗数876店

5月は、月を通して夏物販売は好調に推移したが、前年の新型コロナウイルス5類移行後の外出需要拡大の反動で、既存店売上は前年を下回った。商品としては、カットソー、パンツ、ブラウスが売れ筋となった。

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