無印良品/イオンモール堺北花田店を増床、初の「食の大型専門売場」
2018年02月08日 16:50 / 店舗
良品計画は3月20日、大阪府堺市の「イオンモール堺北花田」内の「無印良品イオンモール堺北花田」を移転増床しリニューアルオープンする。
2010年にオープンした店舗を一新し、店舗面積は400.73m2から3931.45m2となり約10倍に拡大、新たに飲食業態「Cafe&Meal MUJI」を386.31m2の規模で併設し、全体で4300㎡を超える世界最大の無印良品店舗となる。
移転増床後は、無印良品で初めてとなる「食」をテーマとした大型専門売場や、飲食業態「Cafe&Meal MUJI」、フードコートをそろえた店舗となる。
今回設置する「食」の専門売場は、お客が生産者や生産現場とのつながりや交流を通じ、食べ物と人との関係を再度見つめなおすきっかけとなることを目指す取り組み。
イオンモール堺北花田に先駆け、2017年7月に無印良品有楽町(東京都千代田区)では野菜や果物の販売をスタートした。
そこからさらに発展させた、無印の「食」の大型専門売場では、生鮮食品は「産地直送」を基本とし、朝採れ野菜や精肉、漁港直送の鮮魚を販売する。
無印良品のコンセプトに基づいてセレクトしたグローサリー、焼きたてパンをそろえる。
対面販売型カウンターを設置し、食の専門販売員「フードコンシェルジュ」がお客と交流しながら試食や加工を行う
フードコート48席を設置し、手づくりの惣菜や、できたてのヨーグルト、ミックスジュース、ベビーカステラをその場で楽しめる。
旬の素材のおすすめ調理法を地元のシェフが教えてくれる料理教室の開催など、新たな食の体験の場を提供する。
野菜・果物は、地元南大阪産の野菜をはじめとする旬のもの。鮮魚は岸和田漁港、泉佐野漁港からの直送品を店舗で加工販売する。精肉は産地直送の沖縄あぐー豚、生産者と直接開発した宮崎県産黒毛和牛「宮崎ハーブプレミアム」、その他北海道産牛肉(ホルスタイン)などを品そろえする。
寿司や丼もの、オーダーを受けてその場で調理をする肉丼や揚げたてのコロッケ、メンチカツも提供する。
「ヨーグルト」をつくる設備を導入し、店内で「手作りヨーグルト」を製造。原料は関西圏内で採れる牛乳にこだわり、フードコートでできたてを食べることができる。
グローサリーは、無印良品のコンセプトに基づいて開発したオリジナルの出汁、乾物、調味料約30アイテムの品そろえを導入する。
簡単に本格的な調理ができる天然素材の出汁や乾燥野菜、伝統的な作り方を守り丁寧に作った味噌や糀、酢などの発酵商品など、日々の料理に安心して使える商品群を提案する。
生活者の暮らしを軸に商品展開を続けてきた無印良品は、「くらしの相談」が集まるプラットフォームを目指す。困りごとだけではなく、それを解決する知恵やスキルも集めることで、地域の社会課題の改善にもつなげる。
また、初めてスタートする「MUJI SUPPORT」は、専用のカウンターを設置し、7つのコンテンツを提案する。
「部屋作りの相談」、「部屋の片付け相談」、「サイズオーダーサービス」、「オーダー家具の相談」、「各種取付け施工サービス」、「家具転倒防止のサービス」、「無料採寸サービス」のコンテンツで、それぞれ具体的なメニューを合計25項目を用意した。
メニューのうちのいくつかは、専門スキルがないと施工ができないため、専門スタッフを採用して、お客の自宅の施工までをサポートする。
無印良品では、「ティーポットのフタだけ割ってしまった、どうしよう」というお客様がいらっしゃれば、フタだけを販売する。
「このテーブル、あと5cm幅が狭ければ我が家にぴったりなのに。」「カーテンのサイズの測り方、これで合っているのかな。」など、MUJI SUPPORTは、些細なことでも相談できる窓口を目指す。
無印良品が考えているコトを提案し、お客様や地元で活動するクリエイター、生産者、シェフ、編集者など様々な方々とともに考え、会話し、活動する空間「Open MUJI」も設置する。
地元の企業や行政、学校、クリエイターや編集者と連携した企画を多数計画している。
オープン後は食をテーマとしたイベントを各種予定するという。
店舗概要
店舗名:無印良品 イオンモール堺北花田
Cafe&Meal MUJI イオンモール堺北花田
所在地:大阪府堺市北区東浅香山町4-1-12
イオンモール堺北花田1階
営業時間:10時~21時
売場面積:無印良品3931.45㎡、Cafe&Meal MUJI386.31m2
リニューアル日:3月20日
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