流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





松坂屋静岡店/全館改装で北館1・2階アートなど新コンテンツ始動

2022年09月12日 12:20 / 店舗

松坂屋静岡店は9月9日、さらなるラグジュアリーコンテンツの拡充に向け、北館1・2階で新たに2つのコンテンツを始動すると発表した。

同店では2022年から2024年にかけて、全館リニューアルを実施する。改装を通じて、体験や滞在すること自体に価値を感じられる空間作りや、上質かつこだわりに応えるモノ・コトの充実を実現し、静岡駅前での新しい時間の過ごし方を提案している。

2022年春に行ったアクアリウムの導入による体験型へのシフトや、ライフスタイル提案型フロアへの再編に続き、ラグジュアリーコンテンツを強化することで、中期ビジョンである「目的地となる地域共生型百価店」へ取り組みを続ける。

<フロアマップ>

北館1階は「特選ブティックフロア」から「上質で特別な世界を体感するフロア」に、北館2階は「婦人服フロア」から「アートからジュエリーまで、上質とこだわりを追求するフロア」にリニューアルする。

<Time For Project/Time For the Future-未来の時間->

また、松坂屋静岡店が11月に開店90周年を迎えることから「時」に注目し、これをテーマとするインスタレーションの展示や体験を通じて、来店者が新たなコミュニケーションやイマジネーションを生み出すきっかけになる場所・時間の創出を目指す「Time For Project」を始動する。北館1・2階パブリックスペースと北館2階 アート&ラグジュアリーサロンBlanc CUBEで9月15日~12月25日まで、シリーズ第1弾として「Time For the Future-未来の時間-」を開催する。

今回はアートと科学をテーマにした未来を思考する作品を展開。コンピューター・プログラミングを駆使したインスタレーションを中心に、国内外で活躍するアーティストのアートと科学の領域をまたぐ活動を紹介する。

<「(non)semantic process」>

北館1階のエレベーターホール前では、アーティスト平川紀道氏の「(non)semantic process(2022)」を展示する。富士山麓で採集した溶岩石を写真に撮り、その写真の各画素が持つ明るさの情報を、アルファベットに割り振ることで、写真を文字列に変換。その文字列を辞書と照らし合わせ、単語として存在するものを列挙していくことで、英文を生成してできたアートを紹介する。

9月15日の19時からは30分間、「『普遍』がつなぐアート&サイエンスの未来」をテーマに、平川氏と坪井あや氏(カブリ数物連携宇宙研究機構/科学技術広報研究会)によるインスタライブを開催する。平川作品のみどころや、最先端科学と現代美術の交わりについて深く学べる機会を提供する。

<虎嘯風生>

北館2階では9月15日~10月31日、「Forefront of NFT ART-静岡発NFTアートの最前線!」と題し、静岡県に縁のあるNFTアーティスト2名の作品を展示する。

Mah HARAKI氏の「虎嘯風生(2021)」(税込19万8000円)は、デジタルで制作しジークレープリントした後、アクリル絵の具やメディウムなどを使いアナログで加筆したフォトコラージュの手法による作品だ。

<WILL ♯1(fragment)>

メラ タケル氏の「WILL ♯1(fragment)(2022)」(8万8000円)は、作品のQRコードを読み取ることで、来場者はブロックチェーンのシステムに似た「IPFS」という特殊なファイルに保存された表の中の文字を辿りながら、それぞれの模様の意味を読み解いていくアートとなる。

<ANSHINDO ウォッチブティック 松坂屋静岡店オープン>

同フロアにはこのほか、安心堂と協業の第2弾としてこのほど、インポート・ウォッチを取り扱う「ANSHINDO ウォッチブティック 松坂屋静岡店」をオープンする。同店初展開ブランドを含む全8ブランド(ゼニス、ブライトリング、トムフォード、ロンジン、ティソ、フレデリック・コンスタント、ボーム&メルシエ、タグ・ホイヤー=秋以降オープン)を展開する。

■関連記事
松坂屋静岡店/25年ぶりの大改装、ナフコが百貨店に初出店

関連記事

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧