スシローGHD/米国事業法人を解散
2017年05月11日 14:10 / 経営
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スシローグローバルホールディンスは5月10日、米国事業の全店閉鎖に伴い精算手続を進めていた連結子会社のSushiro USA LLCを解散したと発表した。
<SUSHIRO SEASONAL KITCHEN NY1号店>
Sushiro USA LLCは2015年11月に、ニューヨークに新ブランド「SUSHIRO SEASONAL KITCHEN」の1号店「Park Ave South」をオープンした。
2016年6月6日には、ニューヨーク2号店として「West 52nd Street」をオープンしていた。
1号店の目標年間売上高は200万ドルで、テイクアウト用の寿司とサラダ、ラーメン、うどん、丼ものなど、温かい商品も幅広く販売するのが特徴となっていた。
2016年10月上旬に、両店とも閉店し、米国事業の店舗はなくなっていた。
一方で、スシローGHDは、海外展開として2011年から韓国に進出し、現在、日本と同様のスシロー業態7店を展開する。
日本から常駐メンバーを派遣し、オペレーション改善と商品構成の見直しを実施した結果、上半期の既存店売上は昨年比15%増となった。
2016年11月には、店舗運営力の向上を機に、2年ぶりの新店をソウル清凉里にオープンした。
成功事例であるショッピングセンターへの展開で、席あたり売上高は他店舗の平均売上高は1.5倍となったという。
水留浩一社長は「海外展開は、成長にために必要な事業と位置付けており、現在、韓国以外に進出する国や具体的な方法を検討している」と語った。
現在、スシローGHD傘下の海外法人は、SUSHIRO KOREA,INC.とSushiro U.S.Holdings Inc.の2社。
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