マックスバリュ東海・中部/経営統合で2025年に売上5000億円目標
2018年10月11日 18:10 / 経営
マックスバリュ東海とマックスバリュ中部は10月11日、2019年9月1日付けで予定している両社の経営統合を受け2025年、2026年を目途に売上高で5000億円を目指す方針を明らかにした。
2018年2月期のMV東海の売上高は2256億円、営業利益52億5400万円、MV中部の売上高は1783億4700万円、営業利益34億3300万円だった。
神尾啓治MV東海社長は、「両社が経営統合することで売上高で3000億円以上となり、地域No.1のリージョナルチェーンを目指す。規模の拡大だけでなく、質的な成長を目指す」と述べた。
鈴木芳知MV中部社長は、「今後の成長を目指す上で規模のメリットが重要になる。両社が店舗展開する静岡、愛知、岐阜、三重は工業地域が多く肥沃なマーケットがある。食のSPA化にも取り組み、全体最適を目指したい」と述べた。
両社の売上規模、資産状況などを総合的に勘案した結果、MV東海がMV中部を吸収合併する吸収合併方式による経営統合を選択したという。
鈴木社長は、「ワンカンパニー、ワンブランドが一番強くなる道だと思う。(イオングループで先行して経営統合した)USMHは、屋号が異なり、それぞれの企業のボリュームが大きい。今回の統合はUSMHとはスキームが異なる。小商圏・高占拠のローカルチェーンのスーパーリージョナルを目指す」という。
経営統合により、本社機能が一本化されるなどの効率化が図られ、ロボット化、無人化、AI化といった今後の投資がしやすくなる。
プロセスセンターを共有することで、巻き寿司のラインの生産性向上など、工場稼働率を上げていく。
また、物流センターを供給化することで、車両回転率の向上を目指しており、1日あたり、2.5回転くらいの効率化を目指す。
経営統合に先立ち、経営資源をスーパーマーケット事業に集中させるため、MV東海とMV中部のディスカウント業態「ザ・ビッグ」を、イオンビッグへ移管することを検討しているが、現時点では移管の範囲、スキームなどは確定していないという。
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