イオン/2月はイオンリテール既存店0.3%減、節分で食品部門は好調

2025年03月10日 16:18 / 月次

イオンが発表した2月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール0.3%減、イオン北海道0.2%減、イオン九州3.3%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.9%増、フジ0.7%増だった。

ミニストップは1.9%増、コックス2.2%増、ジーフット11.3%減、キャンドゥ0.4%増となっている。

<主な連結各社の2月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 0.3%減 0.3%減
イオン北海道 7.7%増 0.2%減
イオン九州 3.0%増 3.3%増
SM マックスバリュ東海 2.1%増 0.9%増
フジ 横ばい 0.7%増
CVS
専門店
ミニストップ 2.1%減 1.9%増
コックス 2.9%増 2.2%増
ジーフット 14.2%減 11.3%減
キャンドゥ 1.7%増 0.4%増

2月は寒気の影響で例年よりも気温が低下する中、卒業や新入学などの新生活ニーズを捉えた商品の展開を強化した。節分には、ごちそうメニューを強化したほか、こだわりの食材を使用した太巻や、一流料理人が監修した恵方巻などのお得なセット商品を拡充している。

一方、トップバリュでは、家事を軽減したいというニーズに応え、フライパンなしで調理できる中華調味料や、価格変動の影響を比較的受けにくい冷凍野菜を、業務用でなく家庭向けの商品として新たに拡充した。

総合小売事業のイオンリテールでは、前年が閏年で1日多かった影響もあり、既存店売上高が前年実績を下回った。だが食品部門では、節分に向けた太巻の品ぞろえに加え、節約志向に対応した手作り商材を強化したほか、グロサリー・デイリー・農産・畜産・輸入食品専門店「カフェランテ」の好調な推移もあり、既存店売上高が前年実績を30カ月連続で上回った。

住居余暇部門では、多様な料金体系をそろえ、格安スマホの販売が好調な「イオンモバイル」や、新生活需要を捉えたリフォームなどが好調。こちらも既存店売上高が前年実績を上回っている。

スーパーマーケット事業では、曜日市における価格訴求の強化に加え、地域開発商品の展開やトップバリュの拡販など、売上拡大に向けた施策が奏功。主要企業10社計の既存店客数は11カ月連続で前年を超え、既存店売上高は24カ月連続で前年実績を上回った。

マックスバリュ東海では、節分に向けた贅沢なごちそうメニューの展開や、各地域における「じもの(地域商品)」の開発・導入を継続的に推進。移動スーパーの展開エリア拡大や、自治体と連携した地域の顧客の健康保持・増進を目的とする「健康キャンペーン」などにも取り組んだ結果、既存店売上高が4カ月連続で前年を上回っている。

サービス・専門店事業のコックスでは、寒波の影響によりアウターやニットなどの冬物商品の売上が伸長。一方で春物商品の販売は伸び悩んだものの、セレモニー関連やビジネス向け商品の好調が売上を下支えし、既存店売上高は前年実績を上回った。

イオン/10月は、冬物衣料など伸び悩みイオンリテール既存店1.5%減

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