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セブンイレブン×NTT/40店で使用する電力を再生可能エネルギー100%に

2021年03月31日 12:50 / 経営

セブン&アイ・ホールディングスとNTTは4月から、セブン&アイグループの店舗運営における使用電力の100%再生可能エネルギー化の実現を目指し、オフサイトPPAによる電力調達、NTTグループが所有するグリーン発電所からの電力を順次、一部店舗に導入開始する。

<セブンイレブン40店、アリオ亀有で使用する電力を再生可能エネルギー100%に>
セブンイレブン40店、アリオ亀有

オフサイトPPAとは、オフサイト型コーポレートPPA(電力購入契約:Power Purchase Agreement)の略で、コーポレートPPAは、需要家が発電事業者から再生可能エネルギーの電力を長期に購入するもの。

日本国内において多くの事例が存在する「オンサイトPPA」は、屋根、遊休地に発電設備を設置し需要家設備と隣接する形で電力を利用するモデルであるのに対し、今回の「オフサイトPPA」は、遠隔地の発電設備から送配電網を介して需要家設備へ送電するモデルとなる。

<オフサイトPPAモデル採用>
オフサイトPPA

今回の取り組みは、セブン&アイグループのセブン‐イレブン40店舗、アリオ亀有の店舗運営に100%再生可能エネルギーを使用する。

NTTアノードエナジー(以下:NTT AE)が、オフサイトPPAの仕組みで2つの太陽光発電所を設置し、送配電網を介して電力供給を行う。

事業者が、電力消費者である企業・自治体等専用の再生可能エネルギー発電所を遠隔地に設置し、送配電網を介してその電力を長期間供給するオフサイトPPAは、国内初の取り組みだという。

また、オフサイトPPAだけでは不足する部分を、NTTグループが所有するグリーン電力発電所を活用することで、店舗運営に使用する電力を100%再生可能エネルギー化する。

再生可能エネルギーの推進に重要となる追加性 を満たすオフサイトPPAにより店舗への電力供給を実現することで、国内の再生可能エネルギー拡大に寄与するとともに、店舗の規模の変動や移転等に柔軟に対応しながら長期間安定的なグリーン電力の調達を可能とした。

セブン-イレブン40店舗へ6月グリーン電力、オフサイトPPA(NTT AE千葉若葉太陽光発電所)から供給、アリオ亀有には4月グリーン電力、2022年1月よりオフサイトPPA(NTT AE香取岩部太陽光発電所)から供給開始する。

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