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イオンモール/早稲田大学との感染症対策に関する共同研究結果を発表

2022年06月13日 14:20 / 経営

イオンモールは6月13日、早稲田大学理工学術院との次世代モールの構築に向けた感染症対策に関する共同研究が検証完了し、その結果を発表した。

同社は、2020年6月に制定された「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」(2021年4月に改定)に基づき、明確な基準で防疫対策に着手。一方の早稲田大学創造理工学部建築学科 田辺新一研究室は、建築環境学を専門とし、新型コロナウイルス感染症対策として注目を浴びた「換気」と「感染制御」について建築環境の視点から先進的に研究に取り組んでいる。

研究では、同社感染症対策について室内環境の定量的評価による実行性の確認に加え、防疫プロトコルを早い段階で発表し基準を明確化したことに対しても高い評価を得ることができた。

同社は今後も、研究で得られた実運用下での感染症対策の実効性や防疫プロトコル手順書の遵守・定期的な見直しを継続的に推進していくことで、地域の顧客や、モールで働く全ての従業員に「安全・安心」な空間環境を提供していく。

■研究概要/主な結果
実証期間:2021年4月~2022年3月
検証内容/主な検証結果:(1)イオン新型コロナウイルス防疫プロトコルの詳細項目評価
→外部機関が発信する感染症対策の評価項目との比較の結果、同社基準が十分有効との評価。
(2)感染症対策下の実店舗の環境測定・分析
→換気設備による室内環境への影響およびアクリルパーティション設置による換気の質への影響に関する検証の結果、同社の換気対策とアクリルパーティション設置の実効性が評価された。
(3)REHVA COVID-19 Multi-room and Recirculation Calculator(欧州空調換気設備協会REHVAが開発した、エアロゾル感染リスクを評価するシミュレーション)によるエアロゾル感染リスク評価
→「換気量の充分な確保」・「マスク着用の推奨および会話控えめの推奨」等の感染対策が、同社施設で感染リスクの低減方法として特に重要であることが定量的に示された。

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