ファミマ/「生成AIプロジェクト」アドバイザーに石井敦氏就任
2023年12月05日 10:23 / 経営
ファミリーマートは12月5日、「生成AIプロジェクト」のアドバイザーに、クーガー代表取締役CEOの石井敦氏が就任したと発表した。
石井氏がCEOを務めるクーガー社とは、これまでも店舗業務における人型AIアシスタントの開発・導入で協業をしていた。
今回、社内業務の改善に生成AIを活用するに当たり、石井氏がアドバイザーに就任。プロジェクトの定例会などに参加しながら、その専門的な知見などを生かし「生成AIプロジェクト」を支援する。
ファミリーマートでは現在、全社横断の「生成AIプロジェクト」を立ち上げ、社内業務における生成AIの有効活用に向けた取り組みを積極的に推進している。
各部から選出された約110人のプロジェクトメンバーが、文書作成、自動回答、顧客のし好分析、契約書・定型シート作成、セキュリティー、法令・リスク対応などに取り組んでいる。
生成AIを導入した業務は、約3割の業務時間の削減を見込む。
直近では、同社の執行役員・本部長以上の役職者(役員含む)とプロジェクトメンバーなどを対象とした、プロンプト研修も実施した。店舗で活用する人型AIアシスタントにも、来春以降に生成AIを搭載予定だという。
■石井敦氏の略歴
日本IBMを経て、楽天やライコスの大規模検索エンジン開発を担当。その後、日米韓を横断したオンラインゲーム開発の統括、Amazon Robotics Challenge上位チームへの技術支援、ホンダへのAI学習シミュレーター提供、NEDOクラウドロボティクス開発統括などを務める。ブロックチェーンコミュニティBlockchain EXE代表。現在、人型AIプラットフォーム「LUDENS」の開発を進めている。スタンフォード大学2018年AI特別講義の講師。電気通信大学 元客員研究員。Enterprise Ethereum Alliance日本支部代表。
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