日販/10代に特化したPR提案でUnpackedとパートナーシップ締結

2024年06月19日 14:56 / 経営

日本出版販売(日販)は、Unpackedと、ティーンに特化したPR・マーケティングソリューション提案のためのパートナーシップを締結した。

<CorpTouch.>

6月22日、日販御茶ノ水本社「オチャノバ」で、中高生と企業が集う1Dayの課題解決ワークショップ「CorpTouch.」を共催する。

CorpTouch.では、「課題解決」という共通言語を用いて、U18の本音と企業のノウハウを組み合わせた1Dayのワークショップイベントを行い、社会課題に人をマッチングさせる仕組みを提供することで、最適なチームを作る機会と環境を創出している。

参加学生は、普段接する機会の少ない企業担当者とともに社会課題を「自分ごと」として考える自己成長の機会を得ることができる。また、参加企業は、現役中高生とのディスカッションを通じて、リアルなニーズ調査や学生との共創が可能になるなどの事業面の価値のほか、学生に自社を知ってもらう人事採用面での価値も期待できるイベントとなっている。

<CorpTouch.の流れ>

今回のCorpTouch.では、参加企業最大6社と40名程度のティーンが集う約4時間のプログラムの中で、参加企業が持ち寄る社会課題を1グループ8名程度でディスカッションし、多世代の視点を取り入れた解決策を発表する。

「オチャノバ」は、人々のコミュニケ―ション活性化や社外共創の促進をテーマとして設計されている。CorpTouch.で、世代を超えた参加者がより活発なディスカッションを行えるよう、開催場所として提供する。今後、日販は、Unpackedと共催するCorpTouch.を定期的に開催し、ティーンに特化したPR・マーケティングソリューションのノウハウの蓄積につなげ、様々なIPをティーンに届ける取り組みを行う。

日販は、出版社やメーカーのIP流通の機会・選択肢を最大化させることで、生活者にIPを用いた価値創出を行っている。その一環として提供しているティーン向けショート動画PR事業「キラティン」では、「ティーンにキラキラした感情を届ける」というコンセプトのもと、出版物を原作とした縦型ショート動画作品を制作し、TikTokやYouTubeなどのSNSを通じて中高生に作品を届けてきた。

出版社をはじめとするコンテンツメーカーから、若年層エンドユーザーとの価値観の乖離に悩む声を聞くなかで、「キラティン」によるPR支援に加え、「コンテンツを届けるためにティーンの価値観を知る」というティーンと共に課題に向き合う機会を提供したいと考えていた。

今回、Unpackedが社会・企業課題の解決を紐付けた事業活動の一つとして運営する、U18との課題解決プログラム「CorpTouch.」に「キラティン」が参加したことをきっかけに、両社の強みをかけ合わせたイベント協業やイベント参加後の共創事業の可能性を広げるため、“ティーンに特別な体験価値を提供し、ティーンの価値観をもって企業課題を解決する”という協業理念のもと、3月4日にパートナーシップを締結したという。

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