セブンイレブン/ユビーとヘルスケアで協業、7NOWで実験も
2025年03月31日 15:06 / 経営
セブン-イレブン・ジャパンとUbieは3月31日、ヘルスケア分野での協業に向けた業務提携に合意し、セブン-イレブンを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。
Ubieは月間1200万人以上が利用する症状検索アプリ「ユビー」を運営している。
また、全国1800以上の医療機関で採用されるAI問診など複数のソリューションを総称する医療機関向けパッケージ「ユビーメディカルナビ」、製薬企業と協業し疾患・治療啓発情報を提供する「ユビー for Pharma」も展開している。
今回の提携より、全国約2万2000店舗のセブン-イレブンのネットワークとUbieの医療AIテクノロジーを組み合わせる。「いつでも、どこでも、誰もが」安心して健康サポートを受けられる社会インフラの構築を目指す。
具体的には、デジタル・リアルアセットの相互連携で、食と医療・ヘルスケア領域における新たな顧客体験の創出を図る。
医療・健康に関する情報提供から商品販売までを包括的にサポートするソリューション事業を共同推進。両社の強みを組み合わせることにより、セブン‐イレブン店舗を地域社会のヘルスケアステーションとして活用し、より身近で利便性の高いヘルスケアエコシステムを構築する。
協業第1弾として、セブン‐イレブンの商品配送「7NOW」と、症状検索エンジン「ユビー」との相互連携に関する実証実験を開始する。
「ユビー」を利用する体調不良で外出が難しい利用者に対して、症状検索結果の画面上にて「7NOW」を案内する。また、体調不良を感じた利用者が「7NOW」を使った際、注文完了後にシームレスに「ユビー」で症状を検索できるように連携するという。
さらに今後、「ユビー」を利用者の属性やその時のニーズに合致したセブン-イレブン商品を提案し、「7NOW」での配送までをシームレスにつなげる仕組みや、セブン-イレブン店舗での「ユビー」健康情報発信などを提供する計画。
■Ubie
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-4 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5階
資本金:5億2000万円(2024年4月)
代表者:共同代表取締役 医師 阿部吉倫、共同代表取締役 久保恒太
設立:2017年5月1日
事業内容:「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療関連サービスを展開
・生活者向け 症状検索エンジン「ユビ―」
・医療機関向け「ユビ―メディカルナビ」「ユビ―生成 AI」
・製薬企業向け「ユビー for Pharma」
https://ubie.life/
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