日本でロッテ免税店を運営するロッテ免税店JAPANの澤田貴司社長は「ロッテ免税店の強さは、30年間の免税販売ノウハウの蓄積にある」と語る。
韓国の本店は売場面積9900m2で、年間売上高は2000億円を計上する。面積当たり売上高の効率は異例の高さで、売場在庫の見せ方、空港在庫の管理をどうするのかなどノウハウを持っている。
中国の旅行代理店との強いネットワークによる送客力もある。中国人観光客は、スマートフォンを用いて価格チェックをする人が多いことから、ロッテ免税店でも価格調査をしているという。
澤田社長は「売上を上げて効率を高めているが、それに慢心することなく、日本でも謙虚に対応すれば、大きな売上を上げることができると確信している」と述べた。
ロッテ免税店は2012年にインドネシアジャカルタ空港に出店し海外進出を開始した。現在、インドネシア・市中店、グアム空港店、関西空港を海外支店として運営。2020年には、台湾にも進出する予定だ。
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