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そごう・西武/訪日外国人向けインフラを整備

2018年01月29日 11:40 / トピックス

そごう・西武は、訪日外国人向けのインフラ整備を進めている。2017年の訪日外国人客数は、過去最高となる2869万人となったことに対応した施策。

日本の伝統・文化の体験や、食事、買い物などを楽しみに日本を訪れているなか、各施設の訪日外国人向けインフラに対しての不満や不便の声は少なくないことに着目した。

<多言語対応スタッフと多言語発券機>
多言語対応スタッフと多言語発券機

そごう・西武全店の中でも特にインバウンド比率の高い西武池袋本店と西武渋谷店では、多言語対応スタッフの増員を進めるとともに、免税手続きカウンターへの誘導に際し、業界初となる「多言語対応発券機」を導入した。

多言語対応スタッフは、西武池袋本店は24人から29人に、西武渋谷店は5人から9人に増員した。

繁忙期には長時間待つことも多い免税カウンターの手続き時間短縮に向け、グローバルブルー社提供の新システムを導入した。

昨年12月に西武渋谷店「自動免税機」を4台設置し、1件当たりの手続き時間は半減した。

西武池袋本店には、クレジットカード利用客に現金ではなく、クレジットカードに直接戻入できる、ノンキャッシュリファンド端末を設置した。

こちらも通常の手続きと比べて、大幅な時間短縮が図られ、利用者からも好評となっているという。

観光庁が2017年に実施した訪日外国人消費動向調査によると、訪日外国人の困りごと上位に「フリーWi‐Fi」が上がった。

これまでも「フリーWi‐Fi」は備えていたものの、事前登録が必要であるなど、短期滞在の訪日外国人には不便なものとなっており、ここを改善するため、西武池袋本店では煩わしい手続きが必要なく、快適に通信環境を利用できる「SEIBU-FREE-WiFi」をスタートした。

「日本円への両替に手間がかかる」という声に対応するため、JTBビジネスイノベーターズ社の自動外貨両替機も導入した。

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