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加藤産業/9月期は、大手取引先との取引見直しで営業利益17.1%増

2017年11月27日 09:20 / 決算

加藤産業が発表した2017年9月期決算は、売上高9738億1800万円(前年同期比2.2%増)、営業利益92億9800万円(17.1%増)、経常利益104億1700万円(15.2%増)、当期利益67億9300万円(30.5%増)となった。

主力事業の常温流通事業の売上高は6979億9000万円(3.4%増)、営業利益は77億5400万円(14.1%増)
となった。

価格だけに頼らない価値の提供に取り組むために、仕入先と連携しながら得意先との関係強化を築くとともに、自社ブランド商品の開発・販売においても価値訴求を進めることで、自販力の強化を図った。物流費の抑制及び生産性向上に取り組み、経営の効率化を進めた。

酒類事業の売上高は1858億4200万円(1.5%減)、営業利益3億3700万円(209.2%増)となった。

売上高は大手得意先との取引減少により減収となったが、主要取引先との取り組みや利益商材の拡売など自販力と提案型営業の強化を図るとともに、利益管理を徹底し、コスト削減や生産性向上を図ることでローコストオペレーションに取り組んだ。

低温流通事業の売上高は974億200万円(1.1%減)、営業利益2億3200万円(前期は営業損失4200万円)となった。

大手得意先との取引の見直しを図り、商品提案など顧客のニーズに応えることで売上総利益率の改善に取り組むとともに、業務改善など生産性向上によるコスト削減に努めた。

来期は売上高1兆円(2.7%増)、営業利益98億2000万円(5.6%増)、経常利益110億円(5.6%増)、当期利益70億円(3.0%増)の見通し。

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