ヤマダ電機/「家電住まいる館」担当者の三嶋副社長が社長に昇格
2018年05月10日 15:40 / 経営
ヤマダ電機は5月10日、代表取締役の異動を発表した。6月28日付で、新業態「家電住まいる館」担当者の三嶋恒夫執行役員副社長が代表取締役社長兼代表執行役員COOに就任する。
桑野光正代表取締役社長兼代表執行役員COOは、取締役兼執行役員副会長に就く。山田昇代表取締役会長兼取締役会議長と一宮忠男代表取締役副会長兼代表執行役員CEOは続投する。
三嶋氏は、家電量販店の「100満ボルト」を運営するサンキューの前社長で、サンキューがエディオン傘下になったことに伴い、エディオンでリフォームや太陽光発電システムなどをあわせた「ELS事業」担当の取締役となっていた。
2017年1月にヤマダ電機に入社し、インテリアリフォーム事業を強化するプロジェクトの責任者として事業を推進し、6月に執行役員副社長に就任した。
「家電住まいる館」は、リーズナブルな価格と豊富な品ぞろえのほか、家電製品、家具、インテリア雑貨、リフォーム、住宅にいたるまで、住まいのこと全てに応える、「家電から快適住空間」をトータルコーディネート提案する店をコンセプトにしている。
2017年9月に横浜市にオープンした新業態「家電住まいる館YAMADA新山下店」の記者会見で、三嶋氏は、「100満ボルトの社長をやっていた2006年に、家電量販店としてはじめてリフォーム事業に参入した。リフォーム事業をはじめたことで、新たな客層を開拓でき、手ごたえを感じていた。今回、縁がありヤマダ電機へ入社した」と語っている。
山田会長は、人口減少に対する対応策のひとつとして、住宅事業と家電販売事業を組み合わせて提供する事業モデルを推進している。
■三嶋恒夫(みしまつねお)氏の略歴
1959年9月:生まれ(福井県出身)
1982年4月:北陸ソニー販売
(現ソニーコンスーマーセールス)入社
1989年12月:同社退社
1989年12月:サンキュー高島屋
(現サンキュー)入社
2012年10月:同社代表取締役社長
2015年6月:エディオン取締役ELS本部長
2015年12月:同社退社
2017年1月:ヤマダ電機入社
2017年6月:執行役員副社長(現任)
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