キリン/「本搾り」累計20億本突破、40~50代向け認知度強化
2020年07月10日 11:30 / 商品
キリンビールは7月6日、缶チューハイ「本搾り」が発売以来累計出荷数20億本を突破したと発表した。
「本搾り」は、2003年グループ会社のメルシャンで開発された居酒屋の生搾りチューハイを目指した、香料・酸味料・糖類無添加の缶チューハイ(350ml、500ml、オープン価格、アルコール分5~6%)。
「果実とお酒だけ」(同社)のシンプルな原材料、甘くない果汁感で食事の味を邪魔しない本格的な味わいが支持され、2012年以降8年連続2桁増で伸長し、多くのファンを獲得。2020年3月パッケージをリニューアルしたことなどにより、4~5月は2カ月連続過去最高売上を達成した。
同日行われたメディア向け説明会で、マーケティング部RTDカテゴリー戦略担当主務「本搾り」ブランドマネージャーの小野寺有紀氏は、「RTDは消費増税、新型コロナウイルス感染拡大による家飲み需要の増加、食事にあうなどの理由からビールからの流入などで、当社の調査では市場が12年連続拡大している。(酒税法が改正される)2026年まで伸長が継続するとみている」。
「その中で本搾りは、シンプルさ、本物志向、個性を重視する顧客に向け、認知度を向上させることが今後の目標。40~50代を中心にロイヤルユーザーを増やしていきたい」と説明した。
また、定番の「グレープフルーツ」、「レモン」、「オレンジ」、「ピンクグレープフルーツ」に加え5月19日、人気フレーバー「ライム」を5年ぶりに復活。ライムの酸味、さわやかさが味わえ、シンプルな塩味の塩ピーナツ、カレーやタコスなどのエスニックなどのおつまみとの相性が良いという。
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