カジュアル衣料/9月既存店ユニクロ4.6%減、しまむら0.4%減
2023年10月27日 14:30 / 月次
カジュアル衣料4社の9月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ4.6%減、しまむら0.4%減、西松屋5.9%減、ハニーズ9.5%減となった。
<9月実績>
社名 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 4.6%減 | 3.1%減 |
しまむら | 0.4%減 | 0.7%減 |
西松屋 | 5.9%減 | 2.1%減 |
ハニーズ | 9.5%減 | 9.0%減 |
■国内ユニクロ事業(2023年8月期:売上高8904億円)
既存店(745店)+Eコマースの売上高は4.6%減、客数6.8%減、客単価2.3%増
直営店(791店)+Eコマースの売上高は3.1%減、客数5.2%減、客単価2.3%増
出退店は、出店9店、退店8店だった。
9月は、月前半は夏物商品の販売が好調で、既存店売上高は増収だったが、月後半は気温が高く推移し、秋冬商品の販売に苦戦した結果、月全体の既存店売上高は減収となった。
■しまむら事業(2023年2月期:売上高6161億円)
既存店売上は0.4%減
全店売上0.7%減、客数3.5%減、客単価2.9%増
出店0、退店3で月末店舗数1412店
9月度は、全国的に猛烈な残暑が続いたことでアウター衣料、実用品ともに夏物が売上を伸ばした。また、「ベビー・キッズフェア」や「ファッショングッズフェア」などのチラシ販促も好調だった。 一方で、長袖のTシャツやブラウス、ニットなどのアウター衣料や寝具・インテリアの秋冬物は、高気温の影響で動き出しが鈍くなった。
■西松屋チェーン(2023年2月期:売上高1695億円)
既存店売上高5.9%減、客数6.8%減、客単価0.9%増
全店売上2.1%減、客数2.8%減、客単価0.7%増
出店3店、退店0店で、月末店舗数は1093店舗
9月は、前年と比較して気温が高く、秋物衣料の売上高が前年を下回った。
■ハニーズ(2023年5月期:売上高548億円)
既存店売上高9.5%減、客数13.2%減、客単価4.2%増
直営店売上高9.0%増、客数13.0%減、客単価4.5%増
出店3、退店1、月末店舗数869店
9月は、全国的に残暑が続いたことで、晩夏物の消化は順調に進んだものの、秋物の動き出しが鈍く、既存店売上は前年を下回った。商品としては、ブラウス、パンツ、カットソーが売れ筋となった。
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