ローソン 決算/3~11月増収増益、2年連続で過去最高の業績
2025年01月10日 15:20 / 決算
ローソンが1月10日発表した2025年2月期第3四半期決算によると、営業収益8694億8200万円(前年同期比6.8%増)、事業利益829億5200万円(10.2%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益524億9400万円(14.4%増)となった。
チェーン全店売上高は2兆1747億4300万円(5.3%増)だった。
既存店売上高は前年同期比3.4%増、客数1.5%増、客単価1.9%増。
国内コンビニエンスストア事業は、既存店売上高・客数・客単価すべてで前年を上回った。
ローソングループ大変革実行委員会で進めてきた商品の刷新、「デリバリーサービス」導入店の拡大、「ハピろー!」、KDDIと連携した「Ponta パス」サービス開始記念キャンペーンの販促などが奏功した。
全店平均日販に関しては、4年連続で増加しており、今期は前年より2万4000円増の57万3000円となり、第3四半期として過去最高となっている。
国内コンビニエンスストアは1万4645店舗。
7月に全店導入が完了した次世代発注システム「AI.CO(AI Customized Order)」により、品ぞろえ・発注数・値引きの推奨がさらに適正化され、売り上げ・利益の拡大に貢献しているという。
商品面では、専門店監修の「からあげクン」、ファストフードの定番商品の販売が好調だった。
また、おにぎりについては、やみつきフェアの「悪魔のおにぎり」や定番品の「金しゃりおにぎり」シリーズの販売が好調で、米飯全体の売り上げが前年同期比約1割増と伸びた。
成城石井事業は、総菜と日配食品の販売が好調。駅ナカ店舗を中心に売り上げを伸ばしている。
エンタテインメント関連事業は、チケット販売および物販が好調で事業利益が前年を上回った。
海外事業は、中国において主食系商品のリニューアルなどにより、事業利益が前年を上回っている。
中国の店舗数は、6551店(2024年11月末時点)と前年同期比で300店純増している。
なお、同社は2024年7月24日で上場廃止となった。2024年度の業績見通しは公表していない。
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