セキュア/万引き対策などに使えるクラウド型顔認証ソリューション3/3販売開始
2025年02月04日 10:25 / IT・システム
セキュアは3月3日、ネットワークカメラの映像から特定の人物を顔認証で検知して通知する「SECURE FR Cloud」を販売開始する。
設置された監視カメラに映った特定の人物を顔認証で検知し、メールやアプリで通知するクラウド型顔認証ソリューション。1台の解析用PC(Lenovo社の「ThinkEdge SE30」)に4台のカメラが接続可能で、同時に最大20名の顔認証(1台あたり同時に5名)ができる。小売店舗や老人ホーム、介護施設などでのトラブル防止やセキュリティ管理に役立つ。
クラウドで管理することで、登録ユーザーの一元管理や多拠点の一括管理が可能。オンプレミス型と比較して、運用面における業務効率化や安全性向上を実現している。
既存の監視カメラの用途は、何かが起こった時のみ録画データを確認するのに留まっていることが多く、日々の録画映像は活用されていないことがほとんど。監視カメラや録画データをさらに有効活用し、小売業界が抱える万引きによる商品ロスの課題解決の一助となるのが「SECURE FR Cloud」だという。万引き防止だけでなく、属性解析を活用したマーケティングデータ収集の役割も担える。
主な機能としては、顔認証したイベントログを性別、年齢、カメラ位置、時間などの条件を定めて検索可能。顔画像データやカメラ映像の顔情報を登録することで、過去に同一人物・類似人物の来店があったかなどイベントの検索もできる。認証した人物の顔と全身のコマ送り再生ができ、認証時の状況を簡単に確認できるほか、マップ上での検知位置も確認することなども可能だ。
小売店での想定活用シーンとしては、ホワイトリストやブラックリストの管理、マーケティング活用に使える。トラブル客や万引き犯の顔を登録しておき、来店時に通知できたりするほか、VIP顧客を登録することで担当者のスムーズな接客対応につなげることもできる。
■セキュア
https://secureinc.co.jp/
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