コメリ/3月期増収増益、既存店売上高1.0%増

2025年04月23日 15:30 / 決算

コメリが4月22日に発表した2025年3月期決算によると、営業収益3791億9200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益223億9600万円(1.4%増)、経常利益222億4800万円(0.2%増)、親会社に帰属する当期利益137億1900万円(0.1%増)となった。

項目 2025年3月期実績 営業収益比(%) 前年比(%)
営業収益 3791億9200万円 100 102.3
営業総利益 1301億8100万円 34.3 102.3
販売管理費 1077億8500万円 28.4 102.5
営業利益 223億9600万円 5.9 101.4
経常利益 222億4800万円 5.9 100.2
親会社株主に帰属する当期純利益 137億1900万円 3.6 100.1

既存店売上高は前年比1.0%増で、過去3番目の営業収益だった。

一方、利益面は円安の影響もあり荒利益率が伸ばせなかったが、増益を確保した。

4月23日開催された決算会見で、捧雄一郎社長は「2025年3月期は第三次中期経営計画の最終年だが、店舗の新設が建設費の高騰により計画通りに行かず、目標数値は未達だった。円安の影響は1円上がると利益が2億円マイナスになる。既存店の改装は好調で、改装後の売上効果は10%以上となっている」と説明した。

商品カテゴリー別にみると、春先は天候も安定し、園芸・家庭菜園や、農業者向け需要が堅調に推移した。

エアコンなどの夏物商品の販売も堅調だったが、記録的残暑の影響で秋園芸が不振だった。

第4四半期は大雪の影響もあり、除雪・暖房用品、灯油の販売が伸びた。

店舗面では、パワー12店舗、PRO4店舗、ハード&グリーン10店舗を出店。ハード&グリーン18店舗を閉店し、うち16店舗は、新たな商圏を獲得するための業態転換が10店舗、移転増床が6店舗となっている。2月末でグループ計1228店舗。

次期は、営業収益3910億円(3.1%増)、営業利益235億円(4.9%増)、経常利益237億円(6.5%増)、親会社に帰属する当期利益146億円(6.4%増)を見込んでいる。

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