クオールHD 決算/4~9月2桁の増収増益、人件費増で「薬局事業」は減益に

2025年11月07日 16:32 / 決算

クオールホールディングスが11月7日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1422億3000万円(前年同期比14.0%増)、営業利益71億8200万円(17.8%増)、経常利益72億5700万円(16.7%増)、親会社に帰属する当期利益35億4700万円(192.7%増)となった。

クオールホールディングスのロゴマーク

「薬局事業」の売上高は867億3400万円(3.2%増)、営業利益は40億5200万円(4.3%減)。新規出店により6店舗増加した一方、閉店により13店舗減少し、店舗数は941店舗となった。

前期に実施された調剤報酬改定で新設された医療DX推進体制整備加算の取得などが進んだことや、後発医薬品の使用割合が増加したことで技術料単価が上昇した。

一方で、処方期間の長期化などにより受付回数が減少。物価上昇に対応するために給与を増額したことで人件費が増加し減益となった。

薬局運営では、2025年6月にKDDIがローソン店舗内のブースで提供する次世代リモート接客プラットフォームに参画。患者自身のスマートフォンなどを使わずに、同社グループのオンライン専門薬局「クオールどこでも薬局」とつなぐことで、オンライン服薬指導を受けることができる。

「製薬事業」は売上高が484億4300万円(42.7%増)、営業利益が40億4200万円(47.4%増)と大幅な増収増益を達成。2024年12月に発売したAG製品3成分7品目が大きく寄与した。

「BPO事業」の売上高は70億5300万円(4.4%増)、営業利益は10億200万円(8.0%増)だった。

通期は、売上高2800億円(6.1%増)、営業利益155億円(15.1%増)、経常利益156億円(12.8%増)、親会社に帰属する当期利益70億円(35.5%増)を見込んでいる。

クオールHD 決算/4~6月増収増益、売上高・利益ともに過去最高

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