丸亀製麺/外食に特化した米国ファンドと資本提携、全米160店目指す

2019年09月17日 13:40 / 海外

トリドールホールディングスは9月16日、同社が目標とする2025年世界6000店舗体制実現を加速するため、 米国の運営会社MARUGAME UDON USA, LLCのパートナーとして、米国の投資会社Hargett Hunter Capital Management(以下:HH)が組成した投資ファンドHargett Hunter Premier Brands Fund I,LP(以下:PBF)より出資を受け入れると発表した。

今回の提携は、世界的に日本食人気の高まりと外食産業の活性化が予想されており、外食市場をリードする米国にて今後店舗展開を加速させ、丸亀製麺ブランドの拡大とグローバル化の推進を目的としている。

また、HHは国際金融機関などにおいてM&Aや投資分野で活躍してきた専門スタッフに加え、外食分野で豊富な経験を持つスタッフで構成されている。高い成長が期待される外食チェーン、フランチャイズ企業を探索して投資するだけでなく、投資先のブランディング、立地開発からオペレーション改善まで幅広いプラットフォームを展開しているという。

PBFから出資を受け入れることで、米国外食市場も熟知した同社が事業パートナーとして加わった。米国人から見た魅力的な店づくりを行い、全米展開のための新たな丸亀製麺のフォーマットの開発を目指す。

さらに、HHの米国外食業界における強いネットワーク、HH自身のメンバーの強い専門性を活かしての経営陣の発掘・採用、フランチャイズモデルの確立、直営店、FC展開の立地・エリア開発、設備投資のコストダウンといった幅広い分野でのサポートを得ていく。

現在、丸亀製麺は米国で8店舗展開(ハワイ州2店舗、カリフォルニア州6店舗)しており、今後カリフォルニア州へ1店舗の出店する予定。今後の出店計画においては 東海岸、西海岸などからの人口流入により人口が、年率2%程度増えている米国南部への展開も検討する。

同社は米国においても、丸亀製麺の最大の特長である「手づくり」「できたて」を大切にし、店内での製麺にこだわり、同時にHHの米国における知見を受け入れつつ、2025年までに全米160店舗体制を目標としている。

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