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三菱食品/米国の植物工場スタートアップ企業に7.2億円投資

2024年02月28日 10:43 / 海外

三菱食品は2月28日、米国でいちごを中心とした受粉作物の植物工場を展開するスタートアップ企業であるOishii Farm Corporation(所在地:米国ニュージャージー州)に500万ドル(約7億2000万円)を投資したと発表した。

三菱食品

Oishii Farm社は、技術的に最も難易度が高いと言われるいちごを、完全閉鎖型の植物工場において世界で初めて大規模生産することに成功している。

工場では、日本の高い農業技術とAIなど最先端のデジタルテクノロジーを融合して植物工場に最適な品種選抜や肥培管理、蜂による自然受粉、果実の糖度管理、ロボット収穫などが行われており、年間を通じて価格変動の少ない、均一に高品質ないちごを安定した収量で計画的に生産。いちご以外の受粉農産物にも技術の転用が可能であることから、Oishii Farm社の技術は将来的には地球温暖化など環境変化による収穫量減に課題を抱える農産物の安定供給に貢献するアグリテックだと三菱食品は考えている。

Oishii Farm社の社会課題解決に向けた取り組みを支援しながら、将来的に日本を含むアジア各国での展開に向けた市場調査や販売などを通じて、協業を推進するという。

■Oishii Farm Corporation
設立:2016年12月
所在地:アメリカ合衆国ニュージャージー州
代表者:共同創業者 兼 CEO 古賀 大貴
事業:日本の農業技術(種苗・ハウス栽培・受粉等)とロボティクスや最新のデジタルテクノロジーを活用した植物工場の開発・運営、いちごを中心とした受粉農作物の生産・販売
https://oishii.com/

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