スギホールディングスが4月5日に発表した2022年2月期決算によると、売上高6254億7700万円(前年同期比3.8%増)、営業利益321億3700万円(5.6%減)、経常利益330億8200万円(6.4%減)、親会社に帰属する当期利益193億8900万円(8.2%減)となった。
販売費および一般管理費は1593億5300万円(8.0%増)と増加し、営業利益・経常利益ともに減益。当期純利益は、不採算店舗の減損損失56億2600万円を特別損失に計上したことにより、減益となった。
調剤領域のさらなる拡大を目的に、新規開局を進めるとともに、調剤室・待合室の拡張改装、調剤利用率向上に向けた告知強化、かかりつけ薬局アプリのダウンロード促進、業務の機械化、薬剤師の積極採用・教育研修などに取り組んだ。
物販領域は、創業45周年を掲げ、取引先との販売促進活動を展開するとともに、将来の事業拡大に向け、出店・改装・リロケーションなどによる健全な店舗ポートフォリオの推進、one to one販促の実現に向けたデジタルCRM基盤の構築などを推進した。
生産性改善に向け、自動発注の対象範囲の拡大およびシステム改修による店舗作業の削減、人員配置見直しによる労働時間の適正化、取引先との情報連携による製・配・販一体でのサプライチェーン全体の最適化を図った。
店舗の出退店は、引き続き関東・中部・関西・北陸エリアへの出店に注力することで、112店舗の新規出店と20店舗の閉店および157店舗の改装を実施した。これにより、2月末における店舗数は1483店舗(前期末比92店舗増)となっている。
次期は、売上高6750億円、営業利益300億円、経常利益310億円、親会社に帰属する当期利益180億円を見込んでいる。