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サイゼリヤ 決算/9~2月売上高24.8%増、社会活動の正常化で客数増加

2024年04月11日 13:20 / 決算

サイゼリヤが4月10日に発表した2024年8月期第2四半期決算によると、売上高1046億3400万円(前年同期比24.8%増)、営業利益59億3400万円(555.9%増)、経常利益64億8200万円(487.4%増)、親会社に帰属する当期利益25億5400万円(328.7%増)となった。

2023年9月には、店舗マネジメントレベル向上のため店舗運営部組織にゾーンマネジャーを設置。工場では、検査体制をより強化した。店舗作業の改革を目的に、店舗セルフレジと、QRコードと顧客の携帯端末を使った注文方式の導入を推進。店舗セルフレジについては2024年8月期中の全店導入を計画している。今後も取り組みを進め、収益力の底上げを行っていく。

日本での売上高は673億2900万円(20.5%増)、営業利益は3400万円(前年同期は16億円の営業損失)。新型コロナウイルス感染症への行動制限が緩和され、感染症法上の分類が5類に移行したことで、経済・社会活動の正常化が進み、客数は増加傾向にある。だが、資源価格の高騰と円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けた。

アジアでの売上高は372億9200万円(33.2%増)、営業利益は55億5600万円(134.7%増)。新規出店を継続的に進め、店舗数が増加している。

豪州では、サイゼリヤで使用する食材の製造などを行っており、売上高46億7700万円(37.0%増)、営業利益は3億4500万円(125.8%増)となった。

通期は、売上高2110億円(15.1%増)、営業利益131億円(81.4%増)、経常利益128億円(61.0%増)、親会社に帰属する当期利益65億円(26.1%増)を見込んでいる。

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