サンリオ 決算/4~6月、国内店舗・テーマパーク好調で大幅な増収増益
2024年08月02日 16:27 / 決算
サンリオが8月2日に発表した2025年3月期第1四半期決算は、売上高289億1100万円(前年同期比42.3%増)、営業利益107億4600万円(80.2%増)、経常利益117億400万円(83.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益102億9600万円(109.4%増)となった。
グループは2027年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を新たに策定した。最終年度の2027年3月期には営業利益400億円以上を目指すとともに、向こう10年の目標として営業利益500億円、時価総額1兆円の達成に向けて、主要施策として「マーケティング・営業戦略の見直しによるグローバルでEvergreenなIP化」「グローバルでの成長基盤の構築」「IPポートフォリオ拡充とマネタイズの多層化」を3本の矢と称して、推し進めている。
国内の店舗・テーマパークは、総得票数が過去最多となる5707万票を記録した人気投票イベント「2024年サンリオキャラクター大賞」や『ハローキティ』50周年などの施策により、国内客・外国人観光客が大幅に増加し、売上高を押し上げた。
また、国内外のライセンス事業は、複数キャラクター戦略の好調継続により、既存ライセンシーの商品展開が増加するなど売上高が伸長した。なお、サンリオファン会員向けアプリ「Sanrio+」の会員数は2024年6月末現在で約207万人となった。連結営業損益に関しては、増収に加え、ライセンス事業の売上構成比の増加による収益性の向上、そして販管費が当初計画を下回ったこと等により、大幅増益となった。
通期は、売上高1193億円(19.3%増)、営業利益371億円(37.6%増)、経常利益387億円(36.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益287億円(63.2%増)の見通し。
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