コロワイド 決算/4~6月カッパ、レインズの販促費増加で税引前利益39.3%減
2024年08月09日 16:20 / 決算
コロワイドが8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上収益633億9000万円(前年同期比10.7%増)、税引前利益20億7700万円(39.3%減)、親会社に帰属する当期利益10億3200万円(50.1%減)となった。
カッパ・クリエイトやレインズインターナショナルが、今後を含めて売上収益を拡大するために販促施策を強化したことなどで、販売費・一般管理費が増加したという。
店舗は、直営レストラン業態を30店舗出店する一方、直営レストラン業態を16店舗、直営居酒屋業態を1店舗、合計17店舗を閉店している。
2024年4月より日本銘菓総本舗を連結子会社とした結果、同社の直営店35店が当社グループ店舗となり、第1四半期連結会計期間末の直営店舗数は1451店舗、FCを含めた総店舗数は2613店舗となった。
新店は、国内では牛角及びその派生業態や大戸屋をはじめとしたブランドを郊外・ロードサイド、ショッピングセンターを中心に配置。海外では現在展開しているアジア諸国及び北米で、直営・FC双方による拡大を目指すとともに、未出店エリアの開拓を推進している。
6月にはUAEの有力企業であるChinese Palace Corporate Management LLCとの合弁によりREINS PALACE MIDDLE EAST SPV LTDを設立しており、2024年12月までにドバイに牛角1号店を出店する計画だ。
また、4月にはデザート事業の拡充のため、「チーズガーデン」「クリオロ」「グリンデルベルグ」といった顧客評価の高いブランドを有する日本銘菓総本舗の全株式を取得した。
商品関連の施策では、調達価格の高騰に対応するため各ブランドのグランドメニューの変更を行い、商品構成やレシピを細部まで見直した。アトムでは、グループのマーチャンダイジングにおけるシナジー効果の最大化と商品開発のスピード向上を目的に、コロワイドMDと商品企画部門における協働を進めている。
通期は、売上収益2634億4300万円(9.2%増)、親会社に帰属する当期利益20億3400万円(30.0%減)を見込んでいる。
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