ツルハHD 決算/5~11月増収減益、スクラップ&ビルドで46店出店・63店閉店
2025年04月04日 16:40 / 決算
ツルハホールディングスが4月4日に発表した2025年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高5363億2900万円(前年同期比4.0%増)、営業利益267億7600万円(1.4%減)、経常利益270億2600万円(1.8%減)、親会社に帰属する当期利益84億400万円(47.7%減)となった。
同社は2024年12月中旬、2024年5月期末時点で誤謬が存在する可能性を会計監査人から指摘された。これを受け、決算発表を延期している。
中期経営計画の達成に向け、店舗戦略では自社建物やスクラップ&ビルドによる出店を推進。既存エリアのさらなるドミナント強化を図るとともに競争力強化のため不採算店舗の改廃を進め、期首より46店舗の新規出店と63店舗の閉店を実施した。
結果、期末のグループ店舗数は直営店で2636店舗となった。なお、タイ国内のグループ店舗については、3店舗の新規出店を実施。タイにおける店舗数は2024年11月15日時点で22店舗となっている。
調剤戦略では薬局機能の強化、PB戦略では食品を中心とした商品開発、ストアロイヤリティ向上への取り組み、DX戦略ではアプリ会員の拡大、MAツール活用による来店促進、BIツールによる経営数値の可視化に取り組んできた。
業績管理面では収益性改善・販売管理費の低減に取り組んでいる。
通期は、売上高8456億円、営業利益382億円、経常利益381億円、親会社に帰属する当期利益174億円を見込んでいる。
同社は2025年2月期より決算期を変更し、9.5カ月決算となっている。このため、通期連結業績予想の対前期増減率は記載していない。
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