ベルク 決算/2月期営業収益10.2%増、利益も2桁増に
2025年04月10日 15:01 / 決算
ベルクが4月10日に発表した2025年2月期決算によると、営業収益3877億7900万円(前年同期比10.2%増)、営業利益170億1100万円(17.4%増)、経常利益173億8800万円(16.1%増)、親会社に帰属する当期利益123億8500万円(16.0%増)となった。
おいしく鮮度の良い商品の販売、価格訴求、顧客に支持され信頼される店舗づくりを推進し、増収増益となった。
販売政策では、ポイントカード販促や各種キャンペーンの実施、SNSを利用した情報の発信を行い、幅広い層の顧客に向けて来店動機を高めた。ネットスーパー「ベルクお届けパック」、独自の電子マネーカード「ベルクペイ」は導入店舗を拡大し、利便性向上にも取り組んだ。
商品政策では、プライベートブランド「くらしにベルク kurabelc(クラベルク)」を含めた自社開発商品の取り扱いを拡大した結果、目的買いの顧客拡大に寄与。
店舗運営では、最大の特徴である標準化された企業体制を基盤にしながら、適正な人員配置や省力器具の運用を見直し、チェーンオペレーションの効率を向上。
店舗投資では、新店7店舗を出店したほか、既存店6店舗を改装し、惣菜や簡便商品の拡充、快適な買物空間提供のための設備の更新を行った。2025年2月末時点の店舗数はベルク141店舗、クルベ3店舗の計144店舗。
物流面では、商品を産地やメーカーから大量一括調達し、自社物流を生かした配送の高効率化などを行うことで、商品の価格強化と品質の安定化を目指した。店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。
次期は、営業収益4141億7200万円(6.8%増)、営業利益180億9100万円(6.4%増)、経常利益182億6300万円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益124億4500万円(0.5%増)を見込んでいる。
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