流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





H2Oリテイリング/百貨店事業の売上高9.3%減

2010年07月29日 / 決算

エイチ・ツー・オーリテイリングが7月29日に発表した2011年3月期第1四半期の業績によると、百貨店事業は売上高785億400万円(前年同期比9.3%減)、営業利益10億6500万円(30%減)となった。

阪急うめだ本店が、昨年9月の一期棟開業により、営業面積が68%(イングス館含む)に減少したが、メンズ館を含む阪急うめだ本店の売上高前年同期比は、80.4%となった。阪神梅田本店でも、昨年8月の全面改装後、引き続き全館で売上が好調に推移し、売上高9%増となった。

さらに、支店においても、回復基調で、特に西宮阪急では、売上高17.2%増と大幅に売上が増加した。

また、8月22日に閉店する四条河原町阪急では、6月9日より「閉店売りつくしセール」を開始し、阪急うめだ本店を除く既存店の売上高は3.1%増となった。

百貨店事業の業績は、阪急うめだ本店の営業面積減少の影響とお中元ギフトの売上計上時期の変更の影響を受けて減収減益となったが、売上・営業利益ともに期初想定を上回った。

スーパーマーケット事業は前年同期と比較して店舗数が2店舗増加したことと、食品製造子会社の収益が改善したことにより、売上高224億6800万円(1.5%増)、営業利益2億6600万円(44.9%増)だった。

食品スーパーを運営する阪食は、客単価の下落が続いており、既存店ベースの売上高は前年同期比5.5%減で、4月に阪急オアシス山科店(京都市山科区)、5月には宝塚山手台店(兵庫県宝塚市)の2店を出店し、6月末現在で61店舗。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧