スターバックス/2020年に国内1500店へ
2016年07月14日 23:33 / 流通最前線トレンド&マーケティング
水口CEOは「まだ進出したばかりの地方を中心に郊外型店舗の出店余地はある。都市部では東京オリンピックに向けて、新設のオフィスビルなどの建設が進んでおり、まだ出店の可能性がある」という。
都市部で、集中出店による店舗の過剰エリアがあることについては、「郊外型店舗は、朝はシニア層、昼は主婦層、夜は学生・通勤者と幅広客層があるが、都市部はオフィス街、駅前など、客層の特徴がはっきりとしている。立地特性に合わせた店舗運営することで、店ごとに異なる店舗体験を提供していきたい」と述べた。
現在、通常の店舗のほか新規業態として、都市部では、バリスタとコーヒーについての会話を楽しめる「Experience Bar」、ワインを嗜む「EVENINGS」、住宅街では、よりゆったりした空間を提供する「Neighborhood&Coffee」を展開している。
どの業態もまだ数店舗の実験段階のため、明確な出店目標はないが、これまでのスターバックスコーヒーとは異なる店舗体験を提供する店舗として、新規業態も出店を継続する方針だ。
スターバックスコーヒーの強さについて水口CEOは「1日に60万人のお客様がスターバックスコーヒーに来店されている。スターバックスには接客マニュアルがなく、店舗のパートナー1人ひとりが、目の前のお客様の要望を考えた接客をしている。お客様ごとにあいさつを変える。提供するカップにメッセージを添える。小さなことの積み重ねで、60万通りの接客がある」と語る。
また、地域社会のコミュニティの形成を経営理念の一つに掲げ、各店舗が自主的に行う取り組み「コミュニティコネクション」を実施。
老人ホームでのコーヒーサービス、りんご農園の収穫支援など、さまざまな地域活動を積み重ね、年間で約6000件の「コミュニティコネクション」を行っているという。
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