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セブンイレブン/プレミアムビールの納品ロットを12本に変更、販売数増加

2018年12月07日 15:10 / 商品

セブン-イレブン・ジャパンは9月から、プレミアムビール2品目の納品ロットを1ケース24本から12本に変更した。

<セブン-イレブンのビール・缶チューハイ売場>
セブン-イレブンのビール・缶チューハイ売場

1ケース24本のケースが重く、1ロットが全てリーチインに入らず、バックヤード在庫ができてしまうことに対応した施策。

対象商品は、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」とサッポロ「エビスビール」。

納品ロットを12本としたことで、1アイテム2フェースの展開で、12本全てをリーチインに陳列することができ、バックヤード在庫が不要になり陳列効率が改善した。

納品ロット変更後の500ml缶の売上は、発注しやすくなったこともあり、前年を超える水準で推移している。

酒離れが続いていると言われているが、酒類売場全体の1日平均の客数は前年度比0.6人増となっている。

セブン-イレブン全体の客数は1.2%減で、酒類売場単独では集客力が上がっている。

1店1日あたりの酒類別の客数は、ビール類1.1人減、日本酒・焼酎を含む和酒0.7人減、缶チューハイを含む洋酒リキュール2.8人増だった。

アルコール度数が高いストロング系チューハイが好調となっているが、最も売上構成比が高いビール類をテコ入れすることで、さらに集客力を高める方針だ。

2019年10月に消費税が増税されるが、2020年10月、2023年10月、2026年10月と段階的にビールの酒税が減税され、最終的にはビール、発泡酒、第3のビールの税率が一本化される予定となっている。

ビールの需要は継続的に増加する見込みで、今後、ビールの独自開発商品を強化したいという。

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