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トップバリュ/「ベストプライスバーリアル」一新、1缶価格据え置き

2020年09月28日 14:50 / 商品

イオンは9月28日、プライベートブランドの新ジャンル商品「トップバリュベストプライス バーリアル」シリーズをリニューアルしたと発表した。

商品開発を担うイオントップバリュの横山憲男副社長は、「バーリアルは2010年の発売から10周年を迎えた。2020年8月までの累計販売本数は24億本を突破した。コロナ禍による景況感の悪化、10月からの酒税改正を受け、お客様の生活防衛意識はさらに高まることが予測される。そのような中、10月1日からも350ml1缶、本体価格78円でよりおいしくなったバーリアルを楽しめる」と述べた。

<バーリアルシリーズ>
バーリアルシリーズ

イオン、イオンスタイルなどのイオングループ標準価格は、1缶は、350ml78円、500ml110円で、価格を据え置いた。

一方で、6缶パックは350ml465円で17円値上げ、500ml658円で23円値上げとなった。24缶ケースは350ml1850円で70円、500ml2630円で100円値上げとなる。

バーリアルは、「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」「ダイエー」「イオンスーパーセンター」「マルナカ」「まいばすけっと」など全国のグループ約1万店で販売している。

ただし、販売価格は、業態や屋号、フランチャイズなど、各店舗の運営形態によって異なる。

価格設定について横山副社長は、「6缶パック、ケース販売は価格改定をするが、ナショナルブランドの商品と比べて、価格優位性は維持している。バーリアルは販売数量でビール類の中で、売上No.1の商品だ」と説明する。

バーリアルの年商は200億円を超えている。計画生産、計画物流、計画販売をさらに進めることで、グループの総力をあげて最適化し、圧倒的な商品力・販売力を実現する。

これまで、バーリアルは全国14カ所の在庫型物流センターから出荷していたが、今回、フロースルー物流を導入し、比率をアップさせた。

フロースルー物流とは、当日、物流センターへ入荷された商品を在庫保管することなく、当日中に仕分けし、タイムリーに二次配送する物流システム。保管費用のカットや効率アップによりコストダウンを実現するという。

リニューアルでは、リッチテイストは後味のキレをアップ、バーリアルは酸味を抑え、コクがアップした。糖質50%オフは酸味と渋みを抑え、さらにすっきり爽快に仕上げたという。

製造は、リニューアル前に引き続き麒麟麦酒が担当している。

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