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ミニストップ/生活防衛意識の高まりでトップバリュの売上伸長

2022年10月06日 15:50 / 商品

ミニストップは10月6日、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の売上が伸長していることを明らかにした。

同日開催した2023年2月期第2四半期決算説明会で、取締役の中沢光晴商品・デジタル担当は、「お客様の生活防衛意識の高まりが、当社の場合は、トップバリュの売上に現れていると思う」と述べた。トップバリュの上期実績は、ソフトドリンク(前年同期比4%増)、酒類(5%増)、ラーメン(30%増)、家庭雑貨(40%増)となった。また、トップバリュの売上伸長に伴い、売上総利益率は0.2%改善した。

<トップバリュを積極的に活用>
トップバリュを積極的に活用

また、10月以降は小型ペットボトル飲料が24年ぶりに値上げされるほか、たばこ・酒類の値上げ、雇用保険料の値上げなどが続き、節約意識がさらに高まることが予想されている。

そのため、イオングループだからできる生活応援として「トップバリュ」を中心に、価格競争力の高い商品の集合陳列を進める。

代表取締役専務の宮崎剛戦略・経営管理担当は、「生活防衛意識が高まるとコンビニという業態そのものが、お客様からすでに高いと思われてしまう。当社として、価格訴求も必要だ。現在、コロナ禍で家飲み需要が継続し、家庭で割って飲む常温のアルコール飲料が売れるなど生活防衛意識が表れている」と述べた。

今後のトップバリュの拡大については、「現在、すでにトップバリュを訴求しているカテゴリーでは、展開SKU数を増やさず、SKU数は減らしている。PBの集合陳列はあるが、NBの展開面積を確保しており、NBのSKUは減らない」と語った。

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