イオン/デジタルシフトで米国ITベンチャー「Boxed」に投資
2018年04月11日 18:00 / IT・システム
イオンは4月11日、米国ニューヨークに拠点を置くITベンチャー「Boxed」に出資すると発表した。
2020年に向けたグループ中期経営方針で掲げるデジタルシフトを加速する一環。これまで、店舗中心であった投資をIT・デジタル・物流に傾斜配分する投資のシフトも進める。
Boxed社は2013年に設立されたスタートアップ企業で、高度に自動化された物流システムやAIを活用したアルゴリズムによる高い顧客提案力を有している。
オンラインに特化したホールセールビジネスを展開し、法人客のほか個人客からの高い支持を受けるなど急成長を遂げているという。
出資により、イオンはBoxedが有するAIを駆使した顧客一人ひとりへの商品提案のノウハウを幅広い分野で活用するとともに、同社が有する独自の物流とテクノロジーを駆使したデータプラットフォーム(ビックデータを活用したデータ分析・活用)のノウハウの習得ができる。
デジタルシフトに拍車をかけるべく、イオン従業員へのデジタルマインドの向上も期待しているという。
経営企画担当の若生信弥執行役副社長は、「イオンのこれまでのオンラインビジネスがうまくいかなかったことは認めざるを得ない。お客様が商品をスマホなどで注文してから届くまでの一連システムが作ることができなかった。Boxed社は、これらのシステムを持っている。これを活用していきたい」と述べた。
また、今後のオンラインビジネスの展開について、若生副社長は、「マーケットプレイス型の展開も検討している。イオンが持っている商品・サービスをどう1つのプラットフォームで展開するのかが課題だ。今年度中にイオンのマーケットプレイスを立ち上げる予定だ」と語った。
Boxed社の概要
本社:米国ニューヨーク
設立:2013年8月
従業員数:500人(フルフィルメントセンター含む)
物流センター:4カ所(New Jersey、Las Vegas、Atlanta、Dallas)
主要事業:Eコマースビジネス
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