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吉野家HD/はなまる、京樽など事業会社の基幹システムを統一

2018年07月03日 13:40 / IT・システム

吉野家ホールディングスは7月3日、事業会社の吉野家、はなまる、アークミール、京樽の基幹システムを統合するためのプロジェクトを開始したと発表した。

<吉野家>
吉野家

SAPジャパンが提供する、SAPの次世代クラウドERP「SAPS/4HANA Cloud」、分析ツールの「SAP AnalyticsCloud」、クラウド連携基盤の「SAP CloudPlatform」、人事・タレント管理の基盤の「SAP SuccessFactors」を採用するもの。

長期経営ビジョン「NEW BEGINNINGS 2025」で、「ひと・健康・テクノロジー」をキーワードに変革を進める一環。次年度からのシステム稼働を目指す。

これまで、傘下のグループ各社ごとに基幹システムと関連システムを運用してきた。

昨年から、長期経営ビジョンの達成に向けて、業務の再構築と効率化を目的とし、グループ全体の管理部門領域におけるシステム刷新の検討をしていた。

グループ各社それぞれで保有している個別のシステムを統合し、今後の変化にも対応できる柔軟なERPシステムを必要と考え、複数のソフトウェアを比較検討した。

その結果、ERP領域で多くの実績があり、パブリッククラウドやインメモリデータベース、機械学習などの先進テクノロジーに対応し、今後も急速に進化を続けることから、SAPの最先端のクラウドERPであるSAPS/4HANACloudを選択した。

SAPS/4HANACloudは、国内外に展開する吉野家ホールディングスグループ各事業会社の今後の成長を支えるグループ経営基盤となる予定だ。

分析領域では、SAPAnalyticsCloudの定義済みコンテンツを利用して、グループ全体の経営情報を可視化し、グループ各社のPOSデータ分析を開始する予定だ。

製品に組み込まれた機械学習機能を利用して新たな洞察を見つけ出すことにも期待が高まっている。

人事・タレントマネジメント領域では、セキュリティ、拡張性、柔軟性に優れ国内、およびグローバルで多くの実績を持つSAPSuccessFactorsの導入により、グループ全体の人材を見える化し、共通のプラットフォームで目標・評価管理、後継者計画を行うことで人材育成の強化、適切な人員配置、社員のエンゲージメント向上といった課題解決に取り組んでいく予定だ。

吉野家ホールディングスでは、今後の更なるグローバル化も視野に入れ、プロジェクトを推進するという。

■問い合わせ
SAPジャパン
TEL:0120-786-727
http://www.sap.com/japan/contactsap

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