NEC/IoTでカフェマシンや冷蔵庫などを管理、セブンに試験導入
2018年12月19日 16:35 / IT・システム
NECは12月17日、東京・三田のオフィスビル「三田国際ビル」にオープンしたセブン-イレブン初の省人型店舗「セブン-イレブン三田国際ビル店20F店」に、IoTを活用した設備の稼働管理システムを導入した。
稼働管理システムは、店舗に設置しているカフェマシンや冷蔵庫など、店舗設備情報をIoTで収集・蓄積することで、交渉の事前処置やメンテナンスを行い「止まらない店舗」を実現する。
既存の設備をIoT化するデバイスをつけることで、IoTに対応した店舗設備として稼働することができるため、初期投資コストが少ないのが特徴となっている。
例えば、カフェマシンのコーヒー豆が切れそうになっているといった情報を事前に従業員が知ることで、よりよりスムーズにお客へコーヒーを提供することができる。
設備の管理では、店舗従業員が対応できる異常と外部の保守スタッフが必要な異常の2種類の情報に対応する。
店舗従業員が利用するタブレット端末には、軽微な不備を知らせる「お知らせ」、機器の故障の予兆を知らせる「予兆」、機器の故障や異常を知らせる「警報」の3つを表示する。
例えば、軽微な不備を知らせるお知らせでは、カフェ自販機の排水容器が設置されていない場合、排水容器を設置するように従業員に知らせる。
さらに不備については、具体的にどのように対処すればいいのか、画像をつけて解説する。具体的な対処方法も解説しているため、より効率的に不備に対処することができる。
設備情報は、店舗のタブレット端末のほか、設備情報を管理するコールセンターにも連動している。
コールセンターでは、主に機器の故障の「予兆」や、機器の故障や異常を知らせる「警報」に対応する。
どの店舗のどの設備が故障しそうなのか、または、故障しているのかをコールセンターが確認でき、各設備のメンテナンスを行う企業への連絡業務を行うことで、設備の故障やメンテナンスに迅速に対処する。
店舗の従業員では対応できない設備の故障については、外部の専門家が対応することで、店舗従業員はより接客中心の業務にシフトすることができる。
セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長は、「省人型店舗では、どれくらい店舗従業員の作業時間が減らせるのかを検証していきたい」と語っている。
IT・システム 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- ローソン/デリバリー事業拡大、売上10万円越えの店舗も
- 04月19日
-
- 冷凍食品/23年国内生産量は3.3%減、値上げが影響
- 04月19日
-
- ファミマ/店舗の勤務シフト・スケジュールを自動作成に
- 04月19日
-
- ハラカド/デジタル免税カウンター稼働開始
- 04月19日
-
- ユニクロ/ローマに新店舗オープン
- 04月19日
-
- ワッツ/長野県松本市のラ・ムー梓川店内に新店舗オープン
- 04月19日