花王/ジール支援「Microsoft Azure」でコト消費の販売戦略強化
2020年05月28日 13:50 / IT・システム
ZEAL(ジール)はこのほど、花王グループカスタマーマーケティングがデータ分析基盤を「Microsoft Azure」へ移行することを支援したと発表した。
花王グループカスタマーマーケティングでは、「スケーラブルな分析基盤を構築し、コト消費時代の顧客ニーズに応えていきたい」「ユーザが使いやすいダッシュボードを実現したい」「小売業からのデータの閲覧権限を厳格に行い、セキュリティを確保したい」といったデータ分析基盤への要望があった。
今回、ジールが、マイクロソフトのGold Partnerであることや、データウェアハウスとPower BIに豊富な実績や知見を高く評価し、データ分析基盤移行のパートナーとして指名した。
ジールは、変化に柔軟に対応できるシステムを構築するため、アジャイル開発をベースに提案。パフォーマンスの向上に、レポート要件を満たすためのデータモデルの見直し、データマートの作成などのチューニングを実施した。
結果、オンプレミスのデータ分析基盤を「Microsoft Azure」へ移行。大量データ処理に応えるパフォーマンスと拡張性を実現した。アジャイル開発で、ユーザの声を反映しながら改善を繰り返し、ダッシュボードのユーザー満足度を向上させた。
担当者が特定の小売業のデータのみ閲覧できるようにするなど、運用面で工夫しながらセキュリティを確保した。
また、Azure SQL Data Warehouseは、クラウド上でリソースの最適化を図りやすく、自社でシステムをスクラッチで開発するオンプレミスと比べて、開発コストや運用管理コストも軽減できる。今回クラウドで構築された次期KCT(Kao Collaboration Tools)は、オンプレミスで構築した場合と比較し、導入・運用コストを約半分に削減できたという。
■「花王グループカスタマーマーケティング」Microsoft Azure導入事例詳細
https://www.zdh.co.jp/customer/retailtrade/kao/
■問い合わせ先
ジール
TEL:03-5422-8477
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