大黒屋/AI査定サービスに音声対話アバターとの通話機能追加
2024年08月15日 15:51 / IT・システム
大黒屋は8月15日、AIによる査定サービス「おてがるブランド買取」の新機能として、AI音声対話アバター「DAI」の提供を開始した。
「DAI」が搭載される「おてがるブランド買取」は、LINEを利用して中古ブランド品を大黒屋が買い取って「Yahoo!オークション」に出品し、落札金額に応じて追加の買取代金を利用者に還元するサービス。その新機能として、ディスプレイモニターやスマートフォンのカメラを利用し、大黒屋のAI音声対話アバター査定士「DAI」とビデオ通話ができるようになった。
査定士と会話をしながら、商品をカメラで映すことで目安となる買取価格が提示され、疑問点などをその場で聞くことができ、より円滑なコミュニケーションを図ることが可能になる。
同社によると、同機能は生成AI(GPT4)と統合された音声とビデオを備えた世界初のアバターであり、ブランド品の査定で生成AIを活用することも業界初だという。
今回使用している2つのツールのうち、「GPT4」は元々テキストのみ、「Google Voice API」は音声のみの技術となる。一般的には、それぞれ単独で使用されるが、「DAI」ではこの2つのツールを統合。日本語の言語に即した自然な動きや対話、利便性も実現している。
「大黒屋仙台パルコ店」(仙台市青葉区)では、試験的に「DAI」を導入する実証実験を開始している。店舗前を通行する人や、店内で待つ顧客に利用してもらうことで、より手軽でスムーズな新しい買取体験の提供を目指す。
なお、大黒屋ホールディングストップページより、AI音声対話アバター「DAI」を試すことが可能だ(利用には、ブラウザによるデバイスのカメラとマイクのアクセス許可が必要)。
■大黒屋ホールディングス
https://www.daikokuyajp.com/
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